第91回AIDS&Society研究会議フォーラムのお知らせ

第91回 AIDS&Society研究会議フォーラム
 「エイズキャンペーンとメディア」

 日時 10月25日(土)午後3時~5時

 場所 コミュニティセンター「akta」
     (東京都新宿区新宿2丁目15-13 第二中江ビル301)
      http://www.rainbowring.org/contact/index.html

報告者
  張由紀夫(Rainbow Ring) 「戦略研究としての啓発活動」

  東島由幸(TOKYO FM「バイブル」ディレクター) 「キャンペーンに見る媒体特性」

  宮田一雄 (産経新聞編集委員)  「エイズ報道とキャンペーン」


《企画者より》
 厚生労働省のエイズ動向委員会が発表する毎年のHIV新規感染者、エイズ患者報告件数が増加を続けています。おそらくは報告のデータだけでなく、実際の感染も拡大をしていると考えられるのですが、それとは対照的にエイズの流行に対する社会的な関心は低下したままの状態がここ何年も続いてきました。こうした事態を打開するため、最近は予防啓発キャンペーンの戦略性といったことがさかんに指摘されるようになり、研究も戦略的にやりましょうという気運が高まっています。

 個人的な感想で恐縮ですが、このこと自体は非常にけっこうなことだと思います。大切でもあります。予算をかけ、力を入れて取り組む以上、成果を明確に把握できるようにしておかなければなりません。ターゲットをきちんと定め、目標をはっきりと示して、何が、どこまで、できたのかを測定する。もちろん、それは大変に重要なことです。反論の余地もありません。

 したがって、キャンペーンの戦略性を否定するつもりは毛頭ないのですが、その一方で、エイズ報道に長年たずさわってきたという希少な立場からすると、戦略性を色濃く打ち出されることには、どこか情報操作にやすやすと乗せられてしまうような居心地の悪さもまたかすかに感じざるを得ません。大切なんだけど、なんだか嫌だなというか、ただ単に「けっこう」とばかりは言い難いものがあります。キャンペーンの戦略性に対し、メディアはどのようにお付き合いすべきなのか。逆にキャンペーンを推進する側はメディアに何を期待するのか。この辺の間合いというか、距離感というか、それがどうもうまくつかめていない感じです。

 そりゃあんた、メディアの責任でしょ! といわれれば、それまでかもしれません。しかし、過去のHIVコミュニティとジャーナリズムとのあまり良好とばかりもいえなかった関係を振り返るにつけ、もう少し相互理解をはかった方がいいのではないかという思いもまた、強くなります。フォーラムでは、「戦略研究」として啓発に取り組むコミュニティサイドのアクティビスト、ラジオという音声に特化したメディアで息の長いエイズキャンペーンに取り組むディレクター、そしてエイズの流行という世界史的現象を報道する立場の新聞記者という3つの視点からの報告をもとに「キャンペーンとメディア」について検討する機会を設け、ディスカッションを進めたいと考えています。ご関心のある方はどうかふるってご参加下さい。   (宮田一雄)

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