2005年のUNAIDSの活動

(解説)国連合同エイズ計画(UNAIDS)が2005年を振り返って、主な出来事をウエブサイトで紹介しています。ピオット事務局長がどこどこで演説したというのが多いのはUNAIDSのサイトなので仕方がないでしょう。7月の項に堂々、第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議も入っていて、ついうれしくなり翻訳しました。



2005年のUNAIDSの活動
2005年12月23日

2005年はUNAIDSにとってエイズ対策を進めるうえで転換点となる年だった。 以下はこの1年のエイズ関連の主要な出来事とUNAIDSの活動である。

《1月》
インド洋大津波被災者救援
 UNAIDSは津波被災者の救援活動の中でHIV対策が重要であることを訴えた

ケニヤ、ウガンダにおける三つの統一調査団
 UNAIDSのピーター・ピオット事務局長はDfID、ノルウェー、世界銀行のケニア・ウガンダ訪問のハイレベル代表団に参加、両国のエイズ対策強化について話し合った。

《2月》
HIV/エイズに関するアジア・太平洋地域リーダーシップフォーラム 
 ピーター・ピオット事務局長はパプアニューギニアで開かれたHIV/エイズと開発に関するアジア・太平洋地域リーダーシップフォーラムに参加 、地域内のエイズの拡大を抑えるための政治および市民社会のリーダーシップ強化策について話し合った。

《3月》
アフリカのエイズ:2025年までの3つのシナリオ
 UNAIDSが報告書「アフリカのエイズ:2025年までの3つのシナリオ」を発表。アフリカのエイズの流行はこの先20年、どうになるのか。アフリカの指導者および世界の現在の政策決定を基本に、考えられる3つのケーススタディを紹介。

女性とエイズ米国ツアー:女性をエンパワーし、命を救う
  2004年の世界エイズデーで生まれた動きを受け、女性とエイズ世界連合は「女性をエンパワーし、命を救う」をテーマに女性とエイズ米国ツアーを実施した。5都市を訪問したツアーは3月8日の国際女性デー最高潮に達した。

資金を生かせ
 途上国および資金拠出国政府、国連機関、市民社会は3月9日、途上国のエイズ対策を強化し、資金を有効に活用する方法について提言を行うグローバル・タスクチームの設立に合意した。 

《4月》
ジャッキー・チェンがベトナムを訪問
 UNAIDSとユニセフの親善大使であるジャッキー・チェンがベトナムでエイズ対策団体やHIV陽性者のもとを訪れた。

《5月》
「三つの統一」原則の普及状況報告書
 UNAIDSの 「三つの統一」(Three Ones)普及状況に関する報告書が発表された。報告書は「三つの統一」原則が各国でどの程度、実行され、課題として認識されているかを調べている。

《6月》
HIV/エイズに関する国連総会高級レベル会合
 2001年6月27日に国連エイズ特別総会で採択されたHIV/エイズに関するコミットメント宣言では、2005年に達成すべきゴールが示されており、高級レベル会合でそのゴールに向けた進捗状況が検証された。

UNAIDS理事会プログラム調整会合
  UNAIDS理事会には75カ国政府および国連関係など17の国際機関、22の非政府組織から280人が参加、HIV予防の強化などの方針を承認した。

事務局長が北京を訪問
 ピオット事務局長が温家宝首相をはじめ中国指導者と会談。事務局長はまた、北京大学保健科学センターと中国中央党学校で講演を行った。

《7月》
7th ICAAP
 「Bridging Science and Community」をテーマに第7回アジア・太平洋地域エイズ国際会議が神戸で開かれた。会議ではバルナラブルなグループを中心に地域内でHIV感染の予防と治療プログラムの規模を拡大することが緊急課題であることが強調された。

HIVの病因・治療に関する第3回IAS(国際エイズ協会)会議
 医学研究者、公衆衛生専門家、医師らが参加してブラジルのリオデジャネイロで開かれ、HIV研究、予防、治療などについて議論し、最新の科学的成果を検証した。UNAIDSのピオット事務局長は「エイズ対策の現状:流行の方向を転ずるには何が必要か」をテーマに特別講演を行った。

《8月》
UNAIDSのウエブサイトに「フィーチャー・ストーリー」部門開設
  UNAIDSのウエブサイト www.unaids.org. に新設された「フィーチャー・ストーリー(特集記事)」部門は、UNAIDS関連の各国レベルおよび世界規模での活動に焦点をあて報告する。

エイズ資金需要見通し最新版
 UNAIDSは低・中所得国に置けるエイズ対策資金の新たな需要見通しを発表。2008年までに、予防、治療とケア、遺児や弱い立場の子供たちの支援などで220億ドル強が必要となる。推計にはプログラム運営経費や人件費もはじめて含まれた。

《9月》
2005 世界サミット
 世界の指導者170人以上がニューヨークの国連本部に集まり、国連改革と開発、安全保障、人権など世界が直面する重要課題を取り上げた。

女性、エイズ、少女の教育に関するブリーフィング
 2005世界サミットに参加した各国元首の配偶者に対する非公式ブリーフィングで、「女性とエイズ世界連合」の小冊子の最新号「少女を教育し、エイズと闘おう」をピオット事務局長が紹介した。

《10月》
国連事務総長がUNAIDS訪問
 国連のコフィ・アナン事務総長がジュネーブのUNAIDS本部を訪問。その中でUNAIDSとアナン事務総長は国連のHIV陽性職員グループのメンバーと会談した。事務総長は今後もHIV陽性者との会合を継続することを約束し、世界のエイズ対策の中でのHIV陽性者の役割の重要性を強調した。

子供のためのエイズとの闘い
 子供とエイズに焦点をあてた世界規模のキャンペーンとしてUNICEFとUNAIDSおよび他のパートナーは2005年から2010年まで「子供のためのエイズとの闘い」を展開する。キャンペーンはエイズに影響を受けている数百万の子供を対象にした活動の強化をはかる。

《11月》
エイズ最新動向2005年版
 世界20都市で同時発表。報告書は世界のエイズの流行の最新の動向を取り上げ、世界全体および地域ごとのHIV感染者推計をまとめている。またHIV感染の予防について特集している。

ラテンアメリカ・カリブ諸国エイズ会議
 第12回ラテンアメリカ・カリブ諸国HIV/エイズ/STDフォーラムと第4回中央アメリカHIV/エイズ/STD会議が中米地域の大統領その他の指導者を集め開かれた。ピオット事務局長はUNAIDSを代表して大統領サミットに出席するとともに閉会式で演説した。

《12月》
世界エイズデー
  世界エイズデー2005のテーマは「Stop AIDS. Keep the Promise」。エイズの流行の拡大を縮小に転じるというグローバル・コミュニティの約束に言及している。

アフリカエイズ会議
 第14回アフリカ国際エイズ・STIs会議がナイジェリアのアブジャで開かれた。ピオット事務局長は開会式のスピーチで必要なところに資金が届くようにすることが緊急の課題であると強調した。

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