エイズ&ソサエティ研究会議・HATプロジェクト

アクセスカウンタ

zoom RSS 『教育とHIV:どこに向かうのか』1

<<   作成日時 : 2014/05/12 19:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0


(解説) 国連教育科学文化機関(UNESCO)がHIV教育の歴史と今後の展望についてまとめた報告書『Charting the Course of Education and HIV』(教育とHIVの歴史と展望)の要約部分に相当する最初の10ページ余りの日本語仮訳です。3回に分けて掲載します。すでに紹介したプレスレリースの日本語仮訳とあわせてお読みください。

『教育とHIVの歴史と展望』(Charting the Course of Education and HIV)
http://unesdoc.unesco.org/images/0022/002261/226125e.pdf

《教育とHIV:どこに向かうのか》 Education and HIV: Where to from here?
(注)Charting the Course of Education and HIVの要約部分

 UNAIDSの推計によると、世界のHIV陽性者数は3530万人に達し、そのうち230万人は2012年に新たに感染した人である(注1)。サハラ以南のアフリカは、2001年当時と比べると新規感染者数が34%も減少してはいるが、依然として最も大きく影響を受けている地域であり、2012年の新規感染の70%はこの地域で占められている。

 若年層への影響はとくに大きい。たとえば、東部、南部アフリカでは、平均すると1時間に50人の若者がHIVに新たに感染している状態だ(注2)。また、東欧・中央アジア地域(EECA)や中東、北アフリカなどでは、新規感染はいまも増加傾向を示している(注3)。UNESCOを含む国連11機関はUNAIDSの共同スポンサーとしてHIV対策に取り組んできた。UNESCOはその中でも特にHIV予防、治療、ケアおよび偏見差別の解消に関し、教育の観点から中心的な役割を担っている。2012年9月27日の国連世界教育推進活動(GEFI)発表に際し、UNAIDS事務局長が述べたように「エイズの流行の終結は可能であり、教育がその鍵を握っている」のである。

 HIV教育は予防、治療、ケア(検査を含む)の普及を支えるものであり、偏見や差別と闘う力にもなる。HIV教育の内容は、この疾病がもたらす影響や感染経路などの疫学的な動向を反映したものでなければならない。本書ではHIV教育という用語はHIVとエイズの両方を含めて用いられている。

 本書はHIV教育における教育部門の役割や教育手法の進歩を概括し、これまでの経験を通して学んできたことや新たな課題、そして今後の展望を探っていくものである。テーマとしては、政策や資金確保、教員研修、HIV教育の内容と伝え方、評価方法などが取り上げられている。HIV対策における教育部門の役割、および学校を中心にしたHIV教育の成果に関してはこれまでに多くの意見があったし、今後もまた議論の対象であり続けるであろう。本書はこうした議論についても取り上げ、今後の展望を示すものである。

 また、教育手法の変化をめぐる以下の議論についても取り上げている。上から教え込むような教育法ではなく、生きていく技術を育むための双方向教育。禁欲のみを強調するモラル偏重教育ではなく、HIVの新規感染を防ぐための年齢に応じた性教育。行動変容促進に果たす教育の役割の限界。本書は、HIV対策における教育部門の貢献とHIV対策がもたらした教育分野への教訓の両方を強調している。UNESCO本部および現場のスタッフや他の国連機関職員、研究者からの寄稿に基づき、教育とりわけHIV教育に関する幅広い経験に裏打ちされた内容となった。教育、保健両分野にまたがるHIVと教育の政策策定・実行担当者、研究者の参考になれば幸いである。

 中等教育終了者や成人を対象とした教育課題にも触れてはいるが、本書の中心課題は小学校、中学校、高校におけるHIV教育である。学校は多数の若者に教育を提供する場であり、健康的な生活態度を促すうえで効果的なプログラムの提供が可能なこと、各国教育部門への支援というUNESCOの強みを生かせることを考え、こうした判断を行った。一方で後述するように、HIV教育は平等に提供されているわけではなく、地域および国によって大きな格差がある。影響の大きさに見合ったものにもなっていない。公的教育、とりわけ初等、中等教育に焦点をあてることは、すべての人に教育を提供するという世界的な約束の実現を目指すものでもある。この目標は初等教育では成果をあげつつあり、中等教育でも取り組みが進んでいる。ポスト2015の開発目標の検討が進む中で、教育は優先分野と位置づけられており、目標達成に向けた動きは今後、一段と強まるであろう。このため、各国政府の教育部門にも高まる需要に対応することが一層求められている。公的な学校教育は依然、最大多数の若者に組織的、持続的に教育を提供する最も有効な手段のひとつであるからだ。

 UNESCOの教育を考えるシリーズの中で、本書は4章にわたり、主に教育分野の専門家に情報を提供する観点から、HIV教育に関連する課題と方法と論点の検討を行った。さらに、保健部門におけるこの課題の重要性を考え、保健関係の専門家にも本書を役立てていただくことを期待したい。HIVは公衆衛生上の危機であり、開発にかかわる課題でもあることから、教育部門には取り組みにくい面もあった。本書では主に教育方法にかかわる課題と議論を取り上げ、若者の性をめぐる学校の役割や行動変容に及ぼす教育の役割を分析している。

 第1章は世界の状況と教育分野の対応を検討し、対策の変遷を示している。第2章は全体的な課題を解き明かし、著名な国際的指導者による2つの視点を示した。第3章で開発と機会について検討することで今後の展望をさぐり、第4章でHIV教育の新たな手法についての提言を行った。国際的な公民権教育の普及や学習評価の新たな視点、広く利用可能で効果の高い学習新技術の出現など、様々な困難を克服する成果が世界各地で認められている。これらは相乗的に若者のニーズの把握や健康に生活する技術を得る機会を広げていくものだ。本書はすべての人が健康に生きていける知識と態度と価値観と技術を生み出していく上で、教育が重要な役割を担っていることを結論として指摘している。

対応の変遷
 HIV教育の理論的展開を踏まえ、その成果を検討することから本書はスタートする。教育と保健はいずれも国連機関が重視する基本的人権であり、その両者のつながりをとくに強調している。たとえば、健康であれば積極的に教育を受ける機会が増え、学校を欠席したり脱落したりすることを防げる。また、認識が深まり、教育効果を高めるといった好影響をもたらすことにもなる。

 一方で、教育も保健に大きな影響を与えている。きちんと情報を得て判断し、健康にいい行動を取るために必要な知識や考え方、生活態度、技術などを身につけることができるからだ(注4)。知識だけで行動を変えることはできないが、より安全な性行動を選択し、効果的にHIV対策を進めていくには、知識を得ることが大前提になる。認知、心理、情緒面での対応や自らの行動の管理が可能な技術を身につけることが、HIVと性教育の鍵を握っている。その成果は暴力の防止や薬物使用の予防、衛生状態の向上など他の保健課題にも幅広く適用することができるであろう。

 教育はまた、人間の育成と社会開発の中心的な役割を担い、人権とジェンダーの平等を促進する要因でもある。さまざまな社会の中で期待されている少年および男の役割、少女および女の役割には、HIVの感染リスクを高め、感染しやすい状態を促す面もあることから、ジェンダーはHIVの流行の拡大要因とされている。教育はジェンダーの平等を確保することの重要性やそれを妨げるジェンダー規範への認識を深め、ジェンダーに起因する差別や暴力をなくしていくことを助る。その成果は、平等で公平で豊かな社会を築くうえで重要だし、HIV対策を効果的に進めていくためにも決定的要因となる。

 第1章では、流行の開始以来、教育部門がHIV教育にどう取り組んできたのかを世界的な流れの中で概観する。HIV教育がどう変わってきたのかを報告するものだ。初期段階では、HIV感染が急速に拡大し、有効な治療法がなかったこともあって、新規感染を防ぐための緊急的な対応が求められた。性行動が活発化しHIV感染のリスクにさらされることになる若年層向けにもそうした手法が採用された。保健分野だけでは対応できず、必然的に教育分野も重要な役割を担うことになった。流行の拡大に従い対策は多分野にまたがり、国際的な対応と資金確保が必要とされていったのだ。

 初期段階のHIV教育では、若者に対しHIVに関する知識を提供することが強調された。ほとんどの場合、HIVとエイズに関する医学的な知識を伝えるか、モラルの問題としてとらえるかというかたちになった。公的な教育の中では、若者を性行為から遠ざけるために脅しの手法がとられることも多かった。また、「禁欲しかない」というメッセージだけが強調されることもしばしばあった。しかし、こうした手法は意図した効果をあげることができず、HIVの感染率は上昇を続けていく。HIV教育の研究が進み、検討が積み重ねられることで、健康に資する行動変容を促すにはHIVに関する知識を伝えるだけでは不十分なことも広く理解されるようになった。その結果、認識だけでなく、コミュニケーションや交渉などの生活上の技術を重視したスキルズ・ベースの教育手法が採用されるようになったのだ。

だが、行動変容には知識と技術の両方が不可欠なことが共通認識となる一方で、健康に関する若者の判断力には、生活環境やジェンダー、文化、社会経済的な地位などの影響が大きいこともまた、次第に認識されるようになった。その結果、構造的要因も含めたより間口の広い方法に関心が持たれるようになる。たとえば、最近の研究では、ジェンダーの不平等や性的な抑圧、アルコールや薬物依存、経済的要因などを取り上げた教育プログラムが性感染症の発生を減少させる可能性があることが示されている(注5)。こうした動きに呼応するように、保健分野でも構造的な課題を終始する社会公衆衛生学の考え方が注目されている。「予防対策が効果を上げるには・・・人間を個人としてだけでなく、集団の一員としてとらえる必要がある」からだ(注6)。初期段階におけるHIV教育は、HIV予防とほぼ同義語だったが、抗レトロウイルス治療が普及するに従い、治療教育も含まれるようになった。同時に、偏見と差別がもたらす影響、とりわけ人々をHIVサービスから遠ざけることへの懸念が強まり、偏見や差別を解消するための教育の必要性も強調されるようになった。また、地域や国によって流行の動向や感染の拡大要因が異なることにも理解が進み、それぞれの事情を踏まえた教育の必要性も明らかになった。広汎流行期の国に適切と考えられる方法は、男性とセックスをする男性、セックスワーカーとその客、注射薬物使用者といた感染の高いリスクにさらされている集団にあわせたものとは異なる。だが、この点に関しては解釈の幅が大きく、それぞれの現実を反映させたHIV教育がますます求められるようになっている。

 最近では、HIV教育を独立した課題として考えるのではなく、包括的な性教育を含むより広範なスキルズ・ベースの手法を重視する考え方に移行してきている。2008年の国際エイズ会議にあわせ、メキシコで開かれたラテンアメリカ・カリブ諸国保健・教育相会議は、この点で教育分野に大きな影響を与えた。会議に参加した閣僚らは性教育を対応の中心に据えることを約束したのだ(注7)。この約束は、性教育が公教育のすべてのカリキュラムに不可欠なことを強調し、保健分野の成果や人権の鍵を握るものと位置づけている。

 より大きな文脈では、教育分野そのものと教員、生徒に対する流行の影響の大きさを考え、より組織的な対応が必要だとする認識も高まっている。とりわけ流行による打撃が大きい国ではその必要性が高い。したがって、教育分野を支援し、流行の影響を緩和するとともに、学校で効果の高いHIV教育を提供するための能力強化策もいろいろと打ち出されている。だが、最初の頃はあまり成果があがらなかった。教育分野全体が大きな変革の最中にあり、とりわけ誰でも受けられる初等教育システムへの要求が大きいという事情もあった。その後、国際的にはUNAIDSの共同スポンサーである国連機関や二国間援助、市民社会組織などが、教育分野の包括的なHIV対応に力を入れるようになり、結果として教員のHIV研修を強化したり、HIV教育の幅を広げたりする政策を打ち出す国は増加している。ただし、政策はあってもそれが必ずしも実行に移されているわけではないということは依然、課題として残されている。


Charting the Course of Education and HIVの要約部分(英文)。

Education and HIV: Where to from here?

UNAIDS estimates that there are 35.3 million people living with HIV worldwide, of whom 2.3 million were newly infected in 2012.1 Even though new infections have declined by 34 per cent in sub-Saharan Africa since 2001, it remains the most affected area, accounting for 70 per cent of all new infections in 2012.

Young people are particularly affected. For example, in East and Southern Africa fifty young people are infected every hour.2 In other regions, such as Eastern Europe and Central Asia (EECA) and the Middle East and North Africa, new infections are on the rise.3 Eleven UN agencies, including UNESCO, are responding to HIV as UNAIDS cosponsors. UNESCO’s contribution focuses on the pivotal role of education in HIV prevention, treatment and care and in reducing stigma and discrimination. As the Executive Director of UNAIDS stated at the launch of the Global Education First Initiative on 27 September 2012, ‘Ending AIDS is possible – and education is the key to success’.

HIV education supports prevention, treatment and care (including testing) and helps to address stigma and discrimination. The contents of HIV education should reflect the epidemiological context, for example the disease burden and modes of transmission. In this publication, the term HIV education refers to both HIV and AIDS.

This book provides an overview of the evolution of the role of the education sector and its approaches to HIV education, what has been learned, emerging challenges and opportunities, and future directions. Its themes include policy and funding, teacher training, HIV education content and delivery, and monitoring and measurement. The role of the education sector in responding to HIV and the contribution of school-based HIV education are issues that have been, and continue to be, the subject of much debate. The book explores these debates and proposes a way forward.

Debates covered in this book include the importance of interactive pedagogy to promote life skills, this is in contrast to didactic teaching methods; ageappropriate sexuality education to prevent new HIV infection, this is in opposition to the rigid moralisation of an abstinence-only education policy; and establishing limits to the role of education in promoting behavior change. This book aims to highlight both the education sector’s contribution to the HIV response and the key learnings made within the education sector as a result of responding to HIV. It is based on contributions received from UNESCO staff at headquarters and field offices, other UN agencies, and academics, all with a wide range of experience in education and in HIV education specifically, it is intended to provide a reference for policy-makers, practitioners and researchers in HIV and education from both the education and health sectors.

This volume will touch upon many aspects of education, including nonformal, post-secondary and adult learning; it focuses on formal school-based approaches to HIV education. This reflects the observation that schools are particularly well placed to reach large numbers of youth and that schoolbased education programmes have been effective in developing healthy attitudes and skills among young people, and builds on UNESCO’s comparative advantage of supporting ministries of education. However, as we will see later in this book, provision of HIV education is uneven, with disparities across regions and within countries, and is often not commensurate with the disease burden. The focus on formal education, specifically primary and secondary, stems in part from the global commitment to achieve the Education for All goals, which has led to an increase in enrolment in primary schools, as well as a projected increase in secondary school enrolment. This trend looks to continue through to the post-2015 development agenda as education remains a global priority. These increases in enrolment require national education sectors to gear up and be ready to respond to increased need; formal schooling remains one of the most effective ways of reaching the largest number of young people in a systematic and sustained way.

As a contribution to UNESCO’s Education on the Move series, this volume explores, over four chapters, the issues, approaches, and debates related to HIV education in view of informing professionals working primarily in education. However, given the centrality of these issues to the health sector as well, it is our hope that this volume will also be helpful to health professionals. HIV is a rare issue for the education sector to address; it is a public health crisis and a development challenge. Issues and debates concerning pedagogy, the role of schools in the sexual lives of young people, and the role of education in contributing to behaviour change are analysed.

Chapter one describes how the response has evolved by discussing the global context and the education sector’s response to it. Chapter two unpacks the systemic challenges and includes two Viewpoint sections written by recognised global leaders on the issues. Chapter three sets the stage for a way forward by discussing developments and opportunities. Chapter four explains a new way forward for HIV education. It recognises global developments that are breaking barriers, such as global citizenship education, new views on learning assessment and the emergence of widely available and effective new learning technologies that work together to create new opportunities to address the needs of young people and build their skills for health. The volume concludes that education is critical for all to develop the knowledge, attitudes, values and skills to live healthy.


How the response has evolved

The volume starts by setting out the rationale for the role of education in the HIV response and describing the contribution of HIV education. It highlights the links between education and health, both of which are basic human rights promoted by UN agencies. For example, good health can positively affect educational outcomes by increasing enrolment, reducing absenteeism and drop-out, and improving cognitive performance and educational attainment.

Education is also a key determinant of health. It develops the knowledge, values, attitudes and skills required to make informed choices and adopt healthier behaviours.4 While knowledge on its own is usually insufficient for behavioural change, it is a prerequisite for the adoption of safer sexual behaviours and thus the foundation for an effective HIV response. The cognitive, psychosocial and emotional coping and self-management skills that are the key to HIV and sexuality education can also be used to address a number of other health issues such as violence prevention, substance use prevention and hygiene promotion.

Education is also central to human and social development and an enabler of human rights and gender equality. Gender is a key driver of the HIV epidemic. The roles that boys and men, girls and women are expected to play in many societies can increase risk behaviour and vulnerability. Education can improve awareness of gender inequality, address harmful gender norms and help to reduce gender-based discrimination and violence. These outcomes are important both in their own right for equal, fair and prosperous societies and as critical enablers for an effective HIV response.

The first chapter also provides an overview of the evolution of the global context, the education sector response and approaches to HIV education since the epidemic began. It describes the context in which HIV education became part of the global response to the epidemic. The rapid spread of HIV and, in the early years, the lack of treatment demanded an urgent response to prevent new infections, including among young people who were becoming sexually active and were thus at risk. This was not something that could be addressed by the health sector alone, and thus the education sector became an important actor in what was increasingly a multisectoral response, as international commitment and funding for HIV grew.

Initially HIV education emphasized providing young people with knowledge about HIV. Most approaches were characterized by teaching about HIV and AIDS as a science or a moral issue. In many contexts, formal education used scare tactics in an attempt to prevent young people from engaging in sexual activity, or promoted ‘abstinence-only’ messages. These methods did not have the intended effect, and infection rates continued to rise. As HIV education became more established and better evaluated, it became widely understood that knowledge about HIV alone was not enough to produce healthier behaviours. Thus, skills-based approaches such as life skills education, which emphasize cognitive skills but also communication and coping skills, were adopted.

However, while there is agreement that knowledge and skills are essential foundations for behaviour change, it has also become increasingly recognized that young people’s ability to make healthy choices is also influenced by the environment in which they live and factors such as gender, culture and socio-economic status. Consequently, there has been growing interest in broader approaches that also address structural factors. For example, a recent study demonstrated that education programmes targeting gender inequities, sexual coercion, alcohol and substance use, as well as economic factors, can lead to a reduction in the incidence of sexually transmitted infection.5 There is a corresponding development in the health sector where the idea of a social public health, which addresses these structural issues, has gained momentum, as ‘effective prevention … requires that public health addresses people not only as individuals but also as connected members of groups, networks and collectives …’.6 Initially, HIV education was in effect synonymous with HIV prevention, but as antiretroviral therapy has become more widely available it has widened to include treatment education. At the same time, growing recognition of the role of stigma and discrimination, in particular in preventing people from seeking HIV services, has resulted in an increased emphasis on education to reduce stigma and discrimination. And, as the understanding of the epidemic developed, especially with respect to differences in epidemiology and drivers of transmission across regions and countries, it also became clear that HIV education needed to be adapted to reflect these differences: approaches appropriate for countries with generalized epidemics were not relevant to those where specific populations, such as men who have sex with men, sex workers and their clients, and injecting drug users, were most at risk. However, the extent of this adaptation varies, and more needs to be done to ensure that HIV education reflects local epidemic realities.

More recently, HIV education has moved from a stand-alone subject to the wider skills-based health approach, including comprehensive sexuality education. A significant event that had a major influence on the education sector response was a meeting of ministers of health and education in the Latin American and Caribbean region, which coincided with the 2008 \ International AIDS Conference in Mexico. At that meeting ministers made a commitment to put sexuality education at the core of the sector’s response.7 The commitment highlighted the need for sexuality education to be an essential component of all curricula in formal education, related as it is to key health outcomes and rights.

In the wider context there was growing recognition of the need for a more systematic education sector response, one that took account of the impact of the epidemic on the sector itself and on educators and learners, especially in the most severely affected countries. This was accompanied by a range of initiatives that aimed to support the education sector and strengthen its capacity to manage and mitigate the impact of the epidemic and to deliver effective HIV education in schools. Despite these initiatives, progress was slow initially, in part due to wider changes, in particular the focus on universal primary education, which placed considerable demands on education systems. Subsequently, concerted efforts were made at global level by UNAIDS cosponsors, bilateral donors and civil society organizations to accelerate comprehensive education sector responses to HIV. As a result, an increasing number of countries have developed policies and plans, \ expanded training for teachers about HIV and increased the breadth of HIV education. However, weaknesses in implementation of policy and plans
remain a problem.


テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『教育とHIV:どこに向かうのか』1  エイズ&ソサエティ研究会議・HATプロジェクト/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる