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zoom RSS TOP-HAT News第48号(2012年8月)

<<   作成日時 : 2012/08/31 12:08   >>

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        第48号(2012年8月)
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 TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
 なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに つながるリアル

2 世界のエイズの流行 主なファクト

3 数字で見る第19回国際エイズ会議(AIDS2012)

4 フォーラム「国際エイズ会議報告 始まったのは何だろう」

5 第2回AIDS文化フォーラムin京都

◇◆◇◆◇◆

1 はじめに つながるリアル

 世界エイズデー(12月1日)とその前後のエイズ関連イベントや会合、ニュースなどの情報を幅広く集め、公式サイト上で紹介していくコミュニティアクション2012(Community Action on AIDS 2012)が9月1日からスタートします。厚労省や地方自治体の啓発活動と同時並行的に進めるコミュニティ主導の参加型情報共有キャンペーンです。まずはリニューアルしたばかりの2012年版公式サイトをご覧いただきましょう。
 http://www.ca-aids.jp/2012/

 《エイズに対する持続的な関心を維持し、多様な活動に取り組む個人や組織の総称を「HIVコミュニティ」と呼ぶなら、その活動に有機的なつながりを生み出すことこそが、HIV/エイズとの困難な闘いに新たな可能性を切り開き、コミュニティの基盤強化にも寄与することになる》

 ちょっと理屈っぽくなっていますが、お互いに何をやっているのか、やろうとしているのかが分かれば、助け合ったり、補完しあったりもしやすくなるということでしょうね。あっ、なんだ、同じようなことを考える人がいるんだとか、こんなこともできるんだといったことを知るだけで勇気づけられることもあります。コミュニティアクションはこうした考え方に基づき、エイズ分野のいくつかのNPOと公益財団法人エイズ予防財団が実施母体となって昨年スタートしました。

 初年度のコミュニティアクション2011(Community Action on AIDS 2011)は実施期間が11月15日〜12月31日でした。2012年はちょっとがんばってスタートを早め、実施期間が2倍以上になっています。スタッフの皆さん、ご苦労様。情報共有の蓄積効果といったものも、それだけ期待できそうです。

 前号でも紹介したように今年の世界エイズデーを中心にした国内啓発キャンペーンのテーマは《“AIDS” GOES ON… 〜エイズは続いている〜》です。コミュニティアクション2012ではこのうちの前半部を共有し、《つながるリアル〜“AIDS” GOES ON…》をテーマに掲げています。つながる? リアル? 一応、韻を踏んでいるようにも見えるけれど、分かったような、分からないような・・・。公式サイトを見ると、キャンペーンテーマの「キーメッセージ」欄には次のように書かれていました。

 エイズは続いている。
 予防も支援もその「リアル」を認識として共有し、
 たくさんの「つながる」が生まれることから始まります。

 いまのところはどうも、なけなしの予算で細々とやっている地味めのキャンペーンといった印象になっているのは少々残念ですが、たくさんの情報が寄せられ、認知度が高まってくると、面白い動きが出てくるかもしれませんね。


2 世界のエイズの流行 主なファクト
 米ワシントンDCで開かれた第19回国際エイズ会議に先立ち、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が発表した報告書『Together we will end AIDS』には、最新の推計データがKey Factsとして紹介されています。たとえば・・・
http://asajp.at.webry.info/201208/article_1.html

・2011年の段階で、800万人以上が抗レトロウイルス治療を受けている。
  −2010年からの1年で20%増加
・2011年には年間250万人〔220万〜280万人〕が新たにHIVに感染。
  −2001年当時の20%減
・2011年には年間約33万人の子供が新たにHIVに感染。
  −2009年より24%減
・2011年には年間約170万人〔160万〜190万人〕がエイズ関連の原因で死亡
  −最も多かった2005年より24%減
・世界のHIV陽性者数は2011年現在3420万人〔3180万〜3590万人〕。
−抗レトロウイルス治療の普及でHIV陽性者が長く生きられるようになり過去最高
・結核は依然、HIV陽性者の最も大きな死亡原因となっている。
・15〜24歳の若者がすべての成人(15歳以上)の新規HIV感染例の40%を占めている。
・世界の若い女性(15〜24歳)の感染率は、同年代の男性の感染率より2倍高い。
・2011年の世界のHIV対策への投資は168億ドル。
・46カ国・地域がHIV陽性者の入国、滞在を規制している。

 なかなか参考になります。2011年の年間新規HIV感染者数は250万人で、10年前と比べると、20%も減っているのですが、世界のHIV陽性者数は3420万人で過去最高です。これは《抗レトロウイルス治療の普及でHIV陽性者が長く生きられるようになり》と説明されています。エイズで亡くなる人は年間170万人で最も多かった2005年より24%減。年間の死者数よりも新規感染者数の方が多いので、治療の普及という対策の成果が現在、生きているHIV陽性者数の増加という結果に反映するかたちになっています。

 予防対策が一段と進み、エイズによる死者は治療の進歩で大きく減ったけれど、それ以上に新規感染が減っていますというところまで持ち込めれば、文字通り「エイズの流行の流れ」が反転し、変な言い方ですが、「終わりの始まり」が本当に始まることになります。いまこそ、そのために世界が力を合わせるときだというのが報告書のタイトル『Together we will end AIDS』に込められたメッセージでしょうね。現状はまだ、決意表明の域を出ていません。


3 数字で見る第19回国際エイズ会議(AIDS2012)
 会議の公式サイトに掲載されていた数字も紹介しておきましょう。派手な会議ではありました。

・参加者 2万3767人
  − 一般参加者     1万7066人
  − メディア         1904人
  − 米国からの参加者  1万2042人
  − スカラシップ助成者    851人
  − ボランティア       991人
・183カ国から参加
・アブストラクト申し込み  1万2433
        受け入れ   3837
・セッション数     194
アブストラクトなしのセッション 84
ワークショップ         60
  アブストラクトによるセッション 110
・全体会議の演説     19
・特別セッション     14
・グローバルビレッジでの活動 265
・展示            210
・サテライト会議       185
・科学賞、表彰         9
・#AIDS2012 ツイート(7月22日以降 ) 7万6698件
• AIDS 2012 mobile app ダウンロード  1万4254件
• www.aids2012.org訪問 (7月22日以降) 7万7945件
• カーボンオフセット印刷          2万7000ドル


4 フォーラム「国際エイズ会議報告 始まったのは何だろう」
というわけで、数字はまあ、わかったけれど、そもそも第19回国際エイズ会議とはいったい何だったのか。この疑問に答えるべく、AIDS & Society 研究会議では第111回フォーラムで、国際エイズ会議報告を取り上げます。

 日時:9月19日(水)午後6時半〜8時
 場所:東京都新宿区四谷三丁目9 光明堂ビル5階
     (地下鉄丸ノ内線四谷三丁目駅1番出口)
 講師: 稲場雅紀     アフリカ日本協議会
      樽井正義(司会) 慶應義塾大学

 詳細はHATプロジェクトのブログのフォーラム案内をご覧ください。
 http://asajp.at.webry.info/201208/article_3.html


5 第2回AIDS文化フォーラムin京都
 横浜に続き、昨年秋に京都の龍谷大学大宮学舎で開かれたAIDS文化フォーラムin
京都が、今年は10月6日(土)、7日(日)の2日間、同志社大学新町校舎で開催されます。概要は公式サイトでご覧ください。
 http://hiv-kyoto.com/

《関西は、現在HIV新規感染者数が急増している地域で、その中でも京都は学生層が多く集う町であり、また日本古来の文化が根付く町であると同時に外国人観光客も多く、異文化交流の場でもあるため、今回、横浜の思いと経験を受けついで京都でも開催することにいたしました》

 プログラムもほぼ固まっているようですね。初日の全体会は「HIV陽性者のいま〜AIDS GOES ON」です。

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