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zoom RSS 第87回フォーラムのお知らせ

<<   作成日時 : 2007/04/07 20:15   >>

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第87回AIDS&Society研究会議フォーラム
 「世界が本気になってきた 革新的資金創出メカニズムって何?」

 基調報告 「動き始める資金 革新的メカニズム概論」
          千葉大学大学院人文社会科学研究科准教授、上村雄彦氏

 事例報告 「UNITAID」    オルタモンド事務局長、田中徹二氏
      「HIVミッション」世界の医療団日本支部事務局長、プリュン・エフテル氏
      「結核とHIV」  日本リザルツ 小川沙良氏(プロジェクト・オフィサー)
      「Product RED」 世界基金支援日本委員会 伊藤聡子氏
                   (日本国際交流センター チーフ・プログラムオフィサー)

 司会    アフリカ日本協議会 稲場雅紀氏  

日時 5月12日(土)午後1時−4時
場所 慶應義塾大学三田校舎大学院棟1階311番教室(東京都港区三田2-15-45)
   (JR田町駅、都営地下鉄浅草・三田線三田駅、大江戸線赤羽橋駅から徒歩7、8分)



 日本でも、世界でも、エイズの原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染する人の数は増加を続けています。国連によると世界全体で年間430万人が新たにHIVに感染し、昨年末時点の世界のHIV陽性者数は3950万人と推計されています。その9割以上が途上国で暮らす人たちです。

 一方で、昨年1年間にエイズで死亡した人は推計290万人に達し、その多くが途上国のしかも働き盛りの年齢層の人たちです。

 エイズを発症し、いますぐ緊急に治療が必要とされる途上国のHIV陽性者は600万人と考えられています。そのうち実際に治療を受けることができた人は2003年12月段階の国連推定では40万人でした。それが「3バイ5」計画(エイズ治療を必要とする人のせめて半分に治療を提供できるようにする計画)の目標年だった05年の末には130万人と3倍以上になりましたが、目標には遠く及びませんでした。

 この間に途上国のエイズ対策に投入された資金は年間47億ドルから83億ドルへと増えています。半端な額ではありません。それでも「3バイ5」の目標達成は困難でした。しかも、世界はいま、「2015年までにHIV/エイズの流行の拡大に歯止めをかけ、縮小に転じる」というミレニアム開発目標(MDGs)に向けて、「包括的予防プログラム、治療、ケア、支援に対する普遍的アクセスの2010年までの実現」(国連エイズ対策レビュー総会政治宣言)という新たな目標を掲げています。

 この新たな目標の達成には「年間200億―230億ドルの資金が必要」と国連合同エイズ計画(UNAIDS)は試算しています。そして、昨年6月の国連エイズ対策レビュー総会や毎年のG8サミットなどでは、どこからその資金を確保するのかということが、本気になって議論されるようになりました。もちろん、各国政府、とりわけ先進諸国政府の一層の資金拠出の拡大は重要です。急務でもあります。また、国際的なビジネスを展開する企業にもより積極的な貢献を期待する声が高まっています。そうした声に鈍感なままでは、まあちょっと世界で商売などできないでしょうというぐらいの高まり方です。

 革新的資金創出メカニズムの動きはこうした世界の動向を背景にこの数年急速に活発化してきました。

 つまり、エイズ等感染症問題を含むMDGs達成のための資金が、既存の政府開発援助(ODA)だけではとうてい足りないという現実を前に、ODAを補完する別な資金源(革新的資金源)を模索していこうということから議論がはじまったのです。

 「えっ、そうだったの」などと驚いている場合ではありません。革新的とかメカニズムとか、ちょっと肩に力が入ってしまいますが、要は政府も民間も、個人も企業も、途上国も先進国も、いろいろ工夫して必要な資金を確保できる方法を編み出していきましょうということです。

 「それができれば、世話はないよ」といった声も聞こえそうですね。確かに21世紀の入り口の2001年6月に開かれた国連エイズ特別総会あたりでは世界的にそうした雰囲気も強かったかもしれません。しかし、その後の5年間で風向きは大きく変わっています。いまは世界が本気で「何とかしよう」「その気になれば何とかできるのではないか」と思い始めている時期でもあります。あの安倍首相も、去年の世界エイズデーにはU2のボノの表敬訪問を受け、Product REDの赤いサングラスをかけていたほどです。えっ、なになに? そのProduct REDって、という方には見逃せないフォーラムです。Product RED? 知ってる知ってる、という方にももちろん。

 来年はG8サミットが日本にやってきます。あの革新的資金創出メカニズムの先駆ともいうべき世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)創設のきっかけを作ったと評価された2000年九州・沖縄サミット以来、8年ぶりに日本が議長国になります。国際社会では一昨年から革新的資金創出メカニズムの論議が高まり、予防接種のための国際金融ファシリティー(IFFIm)や航空券国際連帯税(ATL)など、すでに動き出しているものもあります。フランスが提唱して生まれたUNITAID(ユニットエイド)は主に後者からの資金で成り立ち、3大感染症の医薬品購入機関としての活動も本格化しています。アフリカやアジアでは(そして目立ちませんが日本国内でも)、結核とHIVの重複感染の克服が大きな課題として浮上し、一段と資金の有効活用への要請も高まっています。

 フォーラムでは、わが国の革新的資金創出メカニズム研究の第1線に立っておられる上村先生の基調報告に続き、各分野の専門家から最新の事例報告を行なっていただきます。

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