テーマ:米国

『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート2 その6

 ここで検討した4要因はすべて、緊急事態でも他の場合と同様、研究の対象となるコミュニティの疑問に答え、倫理的にも実務的にも受け入れ可能にすることの重要性をはっきりと示している。ワクチン開発でも、治療薬の開発でも、エボラに対する実験的な手段を評価することが緊急に必要だと考えられている以上、信頼できる結果を生み出すための様々な試験のデザ…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート2 その5

分析と勧告 http://bioethics.gov/sites/default/files/Ethics-and-Ebola_PCSBI_508.pdf  プラセボを使った無作為臨床試験の倫理論争は新しいものではない。だが、その議論は一定の条件のもとで、証明された治療法があるときにプラセボ使用は倫理的に正当化できるのかとい…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート2 その4

公衆衛生の緊急事態における研究倫理 http://bioethics.gov/sites/default/files/Ethics-and-Ebola_PCSBI_508.pdf 公衆衛生の緊急事態は、臨床研究の実施に共通して求められる倫理的配慮を複雑にする。流行に伴い恐怖と絶望が生じ、切迫感が高まるので、人を対象とする研究…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート2 その3

 現在も続いている感染症の流行との闘いの長い歴史は、HIV/エイズや重症急性呼吸器症候群(SARS)、結核(TB)などの拡大防止策も含め、今回のエボラの流行にも関連して多くのことを教えてくれる。 HIV/エイズ  米国は2010年、HIVに感染した外国人に対し20年以上続けられてきた入国および移住規制を撤廃した。HIV/エイズに…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート2 その2

経験からの教訓:過去、現在における公衆衛生上の規制策 http://bioethics.gov/sites/default/files/Ethics-and-Ebola_PCSBI_508.pdf  以前からあった流行同様、現在のエボラの流行も感染症に対する社会の見方が、いかに市民の自由を非倫理的に侵害し、病気にかかっている…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート2 その1

PA RT II  保健計画と対応 今回の経験から http://bioethics.gov/sites/default/files/Ethics-and-Ebola_PCSBI_508.pdf 公衆衛生上の緊急事態における行動制限など規制力のある対策について  現在の西アフリカにおけるエボラの流行とそれに関連して起きた米国内…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』パート1 その5

分析と勧告 http://bioethics.gov/sites/default/files/Ethics-and-Ebola_PCSBI_508.pdf  今回の公衆衛生上の緊急事態 ― そして脅威を感じたときの社会的対応とエボラ上陸症例数は極めて限定されていたという現実 ― により、米国社会は、他国の保健危機がわが国にとって…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』 パート1 その4

米国内でのエボラ症例  特定の部局の、とりわけエボラの流行に以前から取り組んでいた人たちの間では、エボラは数カ月前から懸案事項だったが、米国の政府や公衆衛生機関、メディア、社会が西アフリカの流行に関心を持つのは2014年8月、医療支援を行っていた米国人2人が治療のために米国内に運ばれてからだった(注67)。その直後の時期には、より…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』 パート1 その3

現在のエボラの流行  世界的にも、各国でも、公衆衛生機関の多くは様々な理由から今回のエボラの流行を認識するのが後れた(注31)。歴史を見ても分かるように、大きな流行の発生時には、対応が遅れ、混乱し、後になってからでないと認識されないこともしばしばある(注32)。エボラおよび西アフリカの流行に関する生きた疫学情報や臨床情報は、不完全…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』 パート1 その2

自由を制限する公衆衛生政策と侵害の最小化原則 http://bioethics.gov/sites/default/files/Ethics-and-Ebola_PCSBI_508.pdf  公衆衛生上の緊急事態では、対策のあり方を倫理な面からも、実務的な面からも検討しなければならない。その両方の理由から、公衆衛生上の緊急事態へ…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』 パート1 その1

(解説) 米国の生命倫理問題研究に関する大統領諮問委員会(米生命倫理委員会)が2月26日に発表した報告書『『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』(ETHICS and EBORA Public Health Planning and Response)の本文部分の日本語仮訳です。分量が多いので小分けにして掲載します。  英…
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』から 7つの勧告

(解説)生命倫理問題研究に関する米大統領諮問委員会(生命倫理委員会)の報告書『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』から7項目の勧告だけを抜き出して日本語仮訳を掲載します。実は「勧告」にいたる「分析」の部分が重要なのですが、こちらは長いので、余裕があればいずれそのうち。 パートⅠ エボラと倫理課題概観 勧告1 …
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『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』から1 大統領宛書簡

(解説) 生命倫理問題研究に関する米大統領諮問委員会(生命倫理委員会)の報告書『エボラと倫理的課題:保健計画の策定および対応』は付属資料や参考文献一覧も入れると90ページもあるので、全部はとても訳しきれませんが、プレスリリースに続き、少しさわり部分を紹介します。まずは生命倫理委員会についての簡単な紹介と大統領宛の手紙の日本語仮訳です。 …
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公衆衛生対策には倫理面の準備が必要なことをエボラは教えている 米・生命倫理委員会が大統領に報告

(解説) 西アフリカにおけるエボラの流行は、保健分野における様々な倫理的課題への対応を迫る現象でもありました。今回の流行により新たに生まれた課題というよりも、すでにHIV/エイズをはじめとする様々な新興・再興感染症の流行を経験する過程でしばしば指摘、ないしは自覚されながらも、喉もと過ぎれば熱さを忘れる式に放置されてきた問題にまたまた…
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CDC バイタルサインズ 生命を救うHIVケア(その2)

(解説)CDCのバイタルサインズに掲載された「生命を救うHIVケア」の続きです。現状の「問題点」として、米国内の120万人のHIV陽性者の多くが治療を受け体内のウイルス量を抑制する状態には至っていないことを上げています。また、ウイルス抑制を「HIV治療の目標」として明確に掲げ、それを実現する4つのステップを示しています。  さらに…
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CDC バイタルサインズ 生命を救うHIVケア(その1)

(解説) 健康医療分野の様々な課題について、図表などを使い分かりやすく説明する米疾病予防管理センター(CDC)のオンライン月刊レポート「バイタルサインズ」が、HIV検査、治療の普及の必要性を特集しています。  HIV治療により体内のウイルス量を低く保つことができれば、HIVに感染しても平均寿命と同じくらい長く生きていけるようになったし…
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米CDCが新ガイドラインでPrEP(曝露前予防)を推奨

 (解説) HIVに感染していない人が感染予防のために抗レトロウイルス薬を服用することはPrEP(曝露前予防)と呼ばれています。参考まで二付け加えておくと、針刺し事故などの後に時間をおかずに抗レトロウイルス薬の投与を行うのはPEP(曝露後予防)です。米国のCDC(米疾病予防管理センター)が5月14日、そのPrEPの実施を推奨するガイドラ…
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米国の新地球規模エイズ調整官、デボラ・バークス博士が就任宣誓

(解説)米国のデボラ・バークス新地球規模エイズ調整官の就任について、米大統領緊急エイズ救済計画(PEPFAR)の公式サイトに掲載されているプレスリリースの日本語仮訳です。 米国の新地球規模エイズ調整官、デボラ・バークス博士が就任宣誓 http://www.pepfar.gov/press/releases/2014/22…
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オバマ大統領2012世界エイズデー声明

(解説) 世界エイズデーに向けて、米国のバラク・オバマ大統領が11月29日に発表した声明です。「AIDS Free Generation」というVisionについては一抹二抹三抹の危惧を感じないこともありませんが、目指すべきVisionということでまあ受け止めておくとして、政治の指導者だったら、どんなに忙しくたって、世界エイズデーにはこ…
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TOP-HAT News 第52号(2012年12月)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ メルマガ:TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)         第52号(2012年12月) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行する…
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なぜ闘うのか ヴィト・ルッソ演説

(解説) ACT UP NYのサイトにあるVITO RUSSOの2つのスピーチのビデオから起こした原稿を日本語に訳しました。VITOについて2011年にジェフリー・シュワルツ監督がドキュメンタリー映画を制作。日本では2012年9月15日、東京・南青山のスパイラルホールで開かれた第21回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映されました。…
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エイズ流行の歴史的決定期に際し、国際エイズ会議が米国で22年ぶりに開幕

(解説) 第19回国際エイズ会議が22日(日本時間23日)、開幕しました。会議公式サイトに掲載されたプレスレリースDay1の日本語仮訳です。開会式のスピーチの紹介が中心です。このレリースを見ると、ワシントンDC宣言は開会式時点でもう、会議の公式宣言になっちゃっているようですね。 エイズ流行の歴史的決定期に際し、国際エイズ会…
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TOP-HAT News 第46号(2012年6月) 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ メルマガ:TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)         第46号(2012年6月) ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行す…
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第19回国際エイズ会議(AIDS2012)のテーマについて

(解説) 第19回国際エイズ会議(AIDS2012)のテーマは「Turning The Tide Together(力をあわせて潮目を変えよう)」です。このテーマの意図するところは何か。組織委員会が昨年9月にテーマを決定した際の説明文書の日本語仮訳です。 力をあわせて潮目を変えよう:第19回国際エイズ会議のテーマ決定  http…
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プログラムをオンラインで公開 AIDS2012

(解説)7月にワシントンD.C.で開かれる第19回国際エイズ会議(AIDS2012)の全プログラムが公式サイトに掲載されたという会議組織委員会の6月13日付プレスレリースです。前半部のみ日本語仮訳で掲載します。  http://www.aids2012.org/WebContent/File/AIDS2012_Press_Reala…
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UNAIDSがヒラリー・クリントン米国務長官演説を歓迎

(解説) 11月8日にヒラリー・クリントン国務長官が米国立衛生研究所で行った演説に対しUNAIDSが発表した歓迎のプレスステートメントの日本語仮訳です。米国務省のファクトシートと比べると、予防としての治療に関する言い回しは微妙に異なっているようです。 エイズ対策における米国の継続的な関与と指導的役割を歓迎            …
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エイズから自由な世代実現への道  ヒラリー・クリントン米国務長官演説のファクトシート

(解説)米国のヒラリー・クリントン国務長官が11月8日、HIV/エイズに関する演説を行い、「エイズフリー世代の実現」に向けて米国の方針を明らかにするとともに、各国に協力を呼びかけました。演説全文はちょっと長いので、とりあえずその内容を圧縮して紹介した米国務省のファクトシートを日本語に訳しました。科学的根拠に基づく対策の推進を強調し、具体…
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エリザベス・テイラーさんに捧ぐ エイズ研究財団(amfAR)サイトから

(解説) エイズ研究財団(amfAR)のウエブサイトに掲載されたエリザベス・テイラーさんへの追悼文の日本語仮訳です。彼女はamfARの創設に加わり、高い知名度で活動を支援してきました。なお、amfARの名称については、2005年に米国エイズ研究財団(American Foundation for AIDS Research)からエイズ研…
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エリザベス・テラーさんを偲ぶ 国際エイズ学会(IAS)

(解説) ハリウッドの大女優であるエリザベス・テイラーさんが亡くなりました。テイラーさんは映画の共演者であり、親しい友人でもあるロック・ハドソンさんが1985年にエイズで死亡した当時から、HIV/エイズにまつわる社会的差別や偏見と闘い、積極的にエイズ対策と取り組もうとしない政府や社会に研究の必要性を強く訴えて米国エイズ研究財団(am…
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米国が国家HIV/エイズ戦略(NHAS)を発表

(解説) 米国のオバマ政権が国内のエイズ対策に本腰を入れるための国家HIV/エイズ戦略(NHAS)を発表しました。これまで全米で14回もの意見交換会を開くなど、かなり広くエイズ対策に関係する人の意見を集めて策定した戦略です。取りあえずホワイトハウスの国家エイズ政策室(ONAP)のジェフリー・クローリー室長による発表文の日本語仮訳です。 …
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