第8回ICAAP:神戸からコロンボへ:もう一つの不都合な真実?

 (解説)第8回アジア・太平洋地域エイズ国際会議(8th ICAAP)が19日から23日まですスリランカのコロンボで開かれています。神戸の7thICAAPもそうだったのですが、会議のニュースはHDNというメディアグループがオフィシャルサイトを作って報じています。いくつかのニュースを要約して紹介します。まずは、「神戸からコロンボへ」。神戸会議の市民社会声明で打ち出された課題がどこまで実現できたのか、できていないのか。それがこの会議の重要な注目点だと指摘しています。


第8回ICAAP:神戸からコロンボへ:もう一つの不都合な真実?
HDN Key Correspondent team

 2年前に神戸で開かれた前回ICAAPでは、市民社会共同声明が作成された。3バイ5計画が期待外れに終わる以前のことであり、HIV/エイズに関するUNGASS宣言の進捗状況を反省した2006年の見直しも行われていなかったし、普遍的アクセスについてはどんなものかようやく理解し始めたところだった。

 コロンボにおける2007年会議の開幕は、現時点における重要課題を提起、議論するタイムリーな機会だが、もう一つの不都合な真実に直面する機会になるかもしれない。私たち、および指導者たちは、2年前の希望の達成に向けてどこまで努力してきたのか。

 インド女性陽性者ネットワークのPeriasamy Kousalyaさんが読み上げた2005年の声明は、直前に紹介されたリーダーシップ声明、HIV/エイズに関する約束、とりわけ国連エイズ特別総会のコミットメント宣言、2004年バンコック国際エイズ会議の際に開かれた第2回アジア太平洋HIV/エイズ閣僚会議の閣僚声明を歓迎した。

 アジアのHIV感染の深刻さと、適切な予防・治療・ケアの提供のためのは巨額の資金不足を認識し、神戸声明はいくつかの具体的な要求を掲げた。

*政府やその他の指導者は、コミットメント宣言で示された包括的なHIV予防・治療・ケアのサービス提供に関し、約束を守らなければならない。国の保健予算はこうした保健サービスの必要に応えなければならない。

*指導者たちはまた、抗レトロウイルス薬(ARV)が誰でも使えるようになるまで、人々が生きていけるよう現時点で利用できるケアと治療の選択肢を提供する措置を直ちにとらなければならない。

*各国は市民社会組織が国のエイズ政策に参画できるよう支援を拡大すべきである。また、政府はエイズの流行を抑えるために市民社会との対等なパートナーシップのもとで行動しなければならない。

*各国は、2006年の国別報告書に盛り込むために、コミットメント宣言の実施状況に関する市民社会組織、HIV陽性者組織からの書面または口頭における報告を受ける公的メカニズムを直ちに設立しなければならない。

 現状はどうなっているか

 今後数日の間に私たちは、エイズ対策に関する過去2年間の地域的な改善もしくは停滞状況について、具体的なエビデンスを聞くことになる。その答えが得られない限り、さらなる声明や誓約、約束などを発することは避けるべきである。

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