エイズ予防指針見直しシリーズ第2弾 (4月23日)

  AIDS&Society研究会議第81回フォーラム
  「日本のエイズ対策は立て直せるのか  拒絶と無関心の壁を越えて」

 日時 4月23日(土)午後1時-4時
 場所 慶応大学三田キャンパス 大学院棟313号室
    (東京都港区三田2-15-45)
 報告 市川誠一 (名古屋市立大学教授、エイズ予防指針見直し検討会委員)
    根岸昌功 (都立駒込病院感染症科部長、AIDS&Society研究会議代表)
    伊藤聡子 (財団法人日本国際交流センター、世界基金支援日本委員会事務局)
 司会 仲尾唯治(山梨学院大学教授)
 参加費 1000円(資料代を含む)。ただしAIDS&Society研究会議会員は無料。
 お問い合わせは miyata@mxy.mesh.ne.jp (宮田) へ。


 厚生労働省によるエイズ予防指針の見直し作業がいよいよ大詰めに入ってきました。2月9日に発足した厚生科学審議会感染症部会のエイズ予防指針に関する見直し検討会は、2、3月の2カ月間で指針各項目の検討を進めた後、4月に2回、総括討議を行って検討会レベルの議論を集約し、厚生科学審議会に報告する予定です。検討会では委員以外からも厚生労働省のホームページなどを通じて広く意見を募り、検討作業に取り入れていく方針を示しているので、HIV陽性者、NGO、医療・教育関係者などエイズ対策の現場にかかわりのある人たちの意見を反映させる機会はまったくないわけではありません。

 AIDS&Society研究会議では、2月26日のフォーラム「危機への選択 特定感染症予防指針見直しと日本のエイズ対策」に続き、4月23日にエイズ予防指針見直しシリーズ第2弾を開催します。2月のフォーラムでは1999年の予防指針策定当時の議論も踏まえ、この5年余りの日本のエイズ対策の検討を試みました。その結果を大きくまとめれば、(1)指針に示された対策の方向性はおおむね誤ってはいない(2)ただし、過去5年間のエイズ対策は指針の趣旨を実現させるようなかたちで実行されてはこなかった-ということになります。つまり、指針は作ったものの、後は放ったらかしだったというのが、この5年間の日本のエイズ対策の実情でした。エイズ予防指針は残念ながら絵に描いた餅であり、政治も経済も社会も肝心なときに盛大に手を抜いてきたという印象はぬぐえません。

 なぜ、そのようなことが起きてしまったのか。4月23日のフォーラムでは、この点の反省を踏まえ、日本のエイズ対策を実効性のあるものにするにはどうしたらいいのかを検討していきたいと思います。疫学の研究者であり、検討会委員でもある市川誠一さんからは、検討会の議論を踏まえつつ、個別施策層である同性愛者、セックスワーカー、外国人、青少年に対し、何が行われ、何が行われてこなかったかを中心にお話をうかがいます。根岸昌功さんにはエイズ診療の現場での体験をもとに、診療体制の現状と課題を検討していただきます。伊藤聡子さんには、世界エイズ・結核・マラリア基金を支える世界基金支援日本委員会の事務局の観点から、企業の社会的責任(CSR)に関する論議の動向とエイズ対策の関連について報告していただく予定です。

 エイズ予防指針は1999年4月1日施行の感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)に基づき、同年10月に作られました。感染症法は、伝染病予防法、性病予防法、エイズ予防法の三つの法律が廃止統合されてできた法律であり、エイズと性感染症に関しては、特定疾患として予防指針が新たに作られました。指針の見直しは制定後5年をメドに行われているもので、性感染症予防指針についても同時並行で見直し作業が進められています。

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