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zoom RSS TOP-HAT News 第99号(2016年11月)

<<   作成日時 : 2016/12/06 15:49   >>

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TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)
        第99号(2016年11月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに ウィークスという新たな発想

2 全国各地でコンサートやイベント Act Against AIDS

3 パープル・ハンズが日本記者クラブで会見

4 『 HIV予防の新手段の潜在力を最大限に生かす:PrEP』 

◇◆◇◆◇◆

1 はじめに ウィークスという新たな発想
 12月1日の世界エイズデーを中心にして、東京と大阪ではいまAIDS WEEKSというキャンペーンが展開されています。ウィーク(1週間)ではなく、ウィークス(数週間)と複数形になっているところに注目してください。
期間はいつからいつまでなのか。調べてみましたが、よく分かりません。気が付いたら始まっていて現在継続中。終わりも明示されていません。12月25日の日曜日あたりでしょうか。
 キャンペーンというものは通常、期間を区切ることで集中力や求心力を高め、効果を上げるものだと考えられています。その定石を大きく逸脱した手法ですが、どうもこの「ゆるさ」は、なるべく多くの個人やグループに参加してほしいという発想に基づいているようです。最近はやりのカタカナ用語を使えばインクルーシブ(包摂的)といいますか。
エイズが個人や社会にもたらす影響は極めて重大ではありますが、長期にわたって継続するため、その重大性に見合った対応を続けることはそう簡単ではありません。やる気はあるけれど、息切れしてしまう。エイズ対策の歴史は、そんな苦い経験の繰り返しでもあります。
持続可能な意思を持つには工夫が必要になります。キャンペーンをゆるく設定することもその工夫の一つといえそうです。
ただし、それがすべてというわけではありません。例えば、世界エイズデーに向けた国連合同エイズ計画(UNAIDS)のキャンペーンは、10月のはじめにスタートし、一週間ごとに強調すべき予防手段を設定しながらカウントダウン方式で12月1日に迫っていきます。かなり緻密なスケジュール管理に基づくキャンペーンです。
東京都のエイズ予防月間も11月16日から12月15日までの期間を設定し、その中で講演会やフェスティバル、検査イベントなどが展開されています。
どれが良くて、どれが悪いという問題ではなく、いろいろな試みがあることが大切です。注目すべきなのは、例えばNPOが中心になっているTOKYO AIDS WEEKSのイベントに東京都が協力団体として加わり、逆に東京都の講演会にはTOKYO AIDS WEEKSの主要メンバーが講師として参加するなど、キャンペーン間の交流と、おそらくはその相乗効果も生まれていることです。
ただ一つの正解があるのではなく、いろいろあって一つの大きな成果が生まれる。それは国連がエイズ対策の基本として掲げるコンビネーション予防(さまざまな予防手段の組み合わせで最大の効果を引き出す手法)の発想にも通じる枠組みというべきでしょう。
二つのウィークスについては、HIV/エイズ情報共有サイト『コミュニティアクション』にも紹介されています。
TOKYO AIDS WEEKS
http://www.ca-aids.jp/features/172_tokyo_aids_weeks.html
OSAKA AIDS WEEKS
http://www.ca-aids.jp/features/171_osaka_aids_weeks.html



2 全国各地でコンサートやイベント Act Against AIDS
 音楽・エンターテインメント業界を中心にエイズ啓発活動を続けているAAA(Act Against AIDS)が今年も12月1日の世界エイズデーを中心に、全国でライブ・コンサートやイベントを実施しています。AAAは1993年にエイズ啓発活動を開始し、今年で24回目になります。
 イベントスケジュール、概要などはAAA公式サイトでご覧ください。
 http://www.actagainstaids.com/



3 パープル・ハンズが日本記者クラブで会見
 性的マイノリティの老後の生活設計に取り組む特定非営利活動法人『パープル・ハンズ』の永易至文事務局長が11月10日午後、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見を行いました。
 『LGBTと社会』という会見シリーズの4回目です。永易さんによると、パープル・ハンズは2013年に発足。「中年期に見えてくる人生不安、老後の暮らしにどう対応するのか」という課題に対し、いま使える制度を生かしつつ、性的マイノリティのライフプランに取り組む活動を続けています。
 会見の報告は動画も含め、日本記者クラブの公式サイトに掲載されています。
 http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2016/11/r00034308/



4 『 HIV予防の新手段の潜在力を最大限に生かす:PrEP』
 国連合同エイズ計画(UNAIDS)の世界エイズデー啓発キャンペーンのページに曝露前予防投薬(PrEP)の特集記事が掲載されました。HATプロジェクトのブログに日本語仮訳が載っています。
 http://asajp.at.webry.info/201611/article_1.html
 PrEPは、HIVに感染していない人が予防目的で抗レトロウイルス薬を服用します。これまでの研究成果から高い予防効果があることが認められており、UNAIDSは『2020年までに世界全体で300万人がPrEPを使用できるようになること』を目指しています。
 ただし、『単一で100%の予防効果が得られる予防策はない』として、PrEPについても次のように指摘しています。
『他の性感染症や望まない妊娠を防ぐことはできない。コンドームは依然として最も広く利用され、価格も手頃な予防ツールである。PrEPを進めるときには常に、これらの手段の使用促進もあわせて進めていかなければならない』
 また、『PrEPはすべての人を対象にするものではないし、永久に続けるものでもない』ととして、あくまで感染の高いリスクがある人を対象にした手段であるとの認識を明確に示しました。そのうえで、『定期的なフォローアップを行う中で他の性感染症の診断と治療を含め性の健康についてより広範に検討し、適切なコンビネーションHIV予防戦略と避妊についても適宜、話し合っていく必要がある』と述べています。

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