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zoom RSS TOP-HAT News第93号(2016年5月)

<<   作成日時 : 2016/06/06 23:02   >>

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TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)
        第93号(2016年5月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


       ◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに 国連ハイレベル会合(HLM)のゼロドラフトを公開

2 エイズ対策と持続可能な開発目標(SDGs) 

3 グローバルファンドに8億ドルの拠出 日本政府が発表

4 『性はグラデーション カラダの性、ココロの性、スキになる性』

          ◇◆◇◆◇◆

1 はじめに 国連ハイレベル会合(HLM)のゼロドラフトを公開
 12月1日の世界エイズデーの対角にあたるせいか、毎年6月はHIV/エイズ関係のイベントや重要会議がかなり集中します。たとえば6月1日から7日までの1週間は厚生労働省と公益財団法人エイズ予防財団が主唱するHIV検査普及週間だし、その1週間を含む6月全体が《はじめよう 「カンケーない」を「自分との関係」に。》をテーマにした東京都のHIV検査・相談月間でもあります。
 国際的に見ると、今年は6月8日から10日まで、3日間にわたってニューヨークで「エイズ終結に関する国連総会ハイレベル会合」が開かれます。ハイレベル会合(High Level Meeting)の頭文字をとって手っ取り早くHLMなどとも呼ばれていますね。
 以前からお伝えしているように、国連は「2030年までに公衆衛生上の脅威としてのエイズ流行を終結させること」を中長期に実現すべき保健分野の大目標の一つに掲げています。今年からスタートした「持続可能な開発目標(SDGs)」にもこのことがターゲットの一つとして盛り込まれました。
HLMはいわば、節目の年の節目の会議です。21世紀に入ってからの国際的なHIV/エイズ対策の流れを振り返ってみましょう。ニューヨークでは2001年6月、国連エイズ特別総会が開かれ、HIV/エイズに関するコミットメント宣言が採択されています。その宣言の中で各国は、2005年までには何を実現し、2010年には何を達成するかという具合に締切り年限を明示して約束(コミットメント)を行っています。
 しかも、単なる口約束では終わらせませんということで、5年ごとに節目の会議を開催して実現状況を検証することも約束しました。この結果、2006年と2011年にはそれぞれHLMが開かれ、政治宣言が採択されています。
つまり今回は、2001年コミットメント宣言とその後の2つの政治宣言の実施状況を検証し、それを踏まえて新たな政治宣言を採択することになります。しかも、その採択に至るプロセスに広く世界の意見を反映させようということで4月18日には政治宣言のゼロドラフト(当初草案)が公表されました。国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトにPDF版がアップされているので、世界中の誰でも、その気になれば読むことができます。《はじめよう 「カンケーない」を「自分との関係」に。》の国際版といいますか・・・。
http://www.hlm2016aids.unaids.org/wp-content/uploads/2016/04/HLM_zero_draft_en.pdf

 この草案は今回のHLMの共同進行役であるスイス国連代表部、ヨルグ・ラウバー大使とザンビア国連代表部、パトリシア・ムワバ・カセセ-ボタ大使がとりまとめ、モーエンス・リュッケトフト総会議長に提出しました。いわば議論のたたき台ですね。過去の宣言を踏まえ、2030年のエイズ流行終結に向けて、締切りを明示し成果の測定が可能な一連のターゲットを含む行動指向の条項を提案しているということです。

 その気にはなっても、「英文だとどうも・・・」という方にはエイズ&ソサエティ研究会議のHATプロジェクトのブログに日本語仮訳が7回に分けて掲載されています。こちらも参考にしてください。
http://asajp.at.webry.info/


2 エイズ対策と持続可能な開発目標(SDGs)
 「エイズ終結に関する国連総会ハイレベル会合」のゼロドラフトの続きです。国連の文書にはパラグラフ(段落)ごとに番号がついています。これはなかなか便利ですね。
 ゼロドラフトでは持続可能な開発目標(SDGs)とエイズ対策との関係について段落58〜62でかなり詳しく言及しています。SDGsには全部で17項目のゴールが設定されていますが、このうち5つの目標がエイズ対策との戦略的観点からとくに重要だということです。上記各段落のタイトル部分だけ紹介すると以下の5目標です。

58 検査と治療のアクセスを確保することは、あらゆる年齢のすべての人びとの健康的な生活を確保し、福祉を促進する(SDG3)。
59 柔軟なエイズ対策への投資は、ジェンダーの平等を達成し、女性と女児のエンパワーメントをはかる(SDG5)
60 質の高いHIVサービスと製品にアクセスする権利をすべての人に保障することは国内および国家間の不平等をなくしていくことになる(SDG10)。
61 HIVサービスへのアクセスを妨げる懲罰的な法律や政策、慣行を取り除き、HIV関連のスティグマと差別をなくすことは、公正で平和で包摂的な社会を促進する(SDG16)
62 HIV陽性者、HIVに影響を受けている人たち、その他エイズ対策の主要な関係者が、持続可能な開発のための世界規模の協力関係再構築に加わることを支援し、自らも加わる(SDG17)。

 ごく当たり前のことですが、HIV/エイズの流行には保健、医療分野だけでは対応しきれないということも、この機会に改めて確認しておく必要がありそうです。


3 グローバルファンドに8億ドルの拠出 日本政府が発表
 日本政府は5月20日、首相官邸で第1回「持続可能な開発目標(SDGs)推進本部会合」を開き、開発分野の国際貢献策を明らかにしました。世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)に対しては第5次増資期間(2017〜19年)に相当する資金拠出額として8億ドルの貢献を明らかにしています。
 http://fgfj.jcie.or.jp/topics/2016-05-20_japan_pledge
 米国ドルベースの金額では第4次増資期間(2014〜16年)と同額ですが、日本円ベースでは46%の増加になるということです。


4 『性はグラデーション カラダの性、ココロの性、スキになる性』
  「LGBTと、いろんな人と、いっしょに」を合言葉にした認定特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズの松中権代表が4月28日、東京・内幸町の日本記者クラブで「LGBTと社会」をテーマに記者会見を行いました。日本記者クラブの公式サイトに会見報告が掲載されています。
 http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2016/04/r00033141/

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