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zoom RSS TOP-HAT News第91号(2016年3月)

<<   作成日時 : 2016/04/09 21:54   >>

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TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)
        第91号(2016年3月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに 10年の節目を迎え 

2 エイズ学会に参加したHIV陽性者からのメッセージ  

3 パレードは5月8日(日) TOKYO RAINBOW PRIDE 2016

4 6月に東京公演 ミュージカル『ラディアント・ベイビー 〜キース・へリングの生涯〜』

◇◆◇◆◇◆

1 はじめに 10年の節目を迎え
 昨年11月30日(月)、12月1日(火)の2日間、東京・文京区の東京ドームホテルで開かれた第29回日本エイズ学会学術集会には、38人のHIV陽性者がスカラシップ(学会参加費等補助)を受けて参加しています。その38人のレポートをまとめた報告書が、一般社団法人HIV陽性者支援協会から発行されました。同協会の公式サイトでPDF版を読むことができます。
 http://hiv-ppaa.jp/about#report

 『学会参加を通じて改めて振り返るHIV陽性者としての経験や、周囲の人たちへの感謝や疑問などの率直な気持ち、そして現在のHIV・エイズを取り巻く問題への思いを、垣間見ることができるはずです。
 医療・保健・福祉・教育・支援など多面的な取り組みが不可欠であるHIV・エイズの課題に関して、最新の事例に触れた当事者たちの率直な声を広くお伝えするこの活動が、今後の日本のエイズ対策に役立てられることを願っております』

 報告書は冒頭でこう説明しています。『毎年開催される日本エイズ学会学術集会に、より多くのHIV陽性者が参加できるように』という趣旨で、学会の参加登録料や宿泊交通費の一部がスカラシップとして助成されるようになったのは2006年の第20回日本エイズ学会からでした。神戸で第7回アジア太平洋地域エイズ国際会議(ICAAP)が開催された翌年です。
HIV/エイズ分野の国際会議ではそれ以前から、HIV陽性者が流行の当事者として多様な議論に参加できるようスカラシップが設けられていました。日本エイズ学会への参加スカラシップにもICAAPの経験が生かされたといえるでしょう。
国際会議の開催は、主催国にも様々な影響を与えることになります。スカラシップは社会福祉法人はばたき福祉事業団、特定非営利活動法人ぷれいす東京、特定非営利活動法人日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラスの3団体が中心になって「HIV陽性者参加支援スカラシップ委員会」をつくり、運営にあたってきました。ICAAPの開催を契機にして、国際慣行の善き側面をいち早く取り入れたことは、まさしくお手本のような成果であります。
 報告書によると、第20回から28回まで計9回のエイズ学会にはのべ397人のHIV陽性者がスカラシップを受けて参加しました。
 HIV陽性者支援協会はスカラシップ10回の節目を迎えた昨年、スカラシップ委員会の業務を発展的に引き継ぐかたちで発足した一般社団法人です。9回の経験の蓄積を経て、より安定的、持続的に事業を進める基盤が整ったということでしょう。スカラシップ制度の一層の充実を期待したいと思います。



2 エイズ学会に参加したHIV陽性者からのメッセージ
 第29回日本エイズ学会のスカラシップ参加者は何を感じたか。詳しくは直接、報告書を読んでいただきたいのですが、ここではその「さわり」といいますか、12月1日午後に開かれたHIV陽性者支援協会企画ワークショップ「HIV陽性者の日本エイズ学会への参加 〜 スカラシップ・プログラム10周年を振り返って」の参加者報告から、そのまたごく一部を紹介しましょう。
    ◇
『シンポジウムの中で印象に残った言葉がある。「個々の違いは数字では表すことが出来ない」というものである。データとして集約されたものからは、全体の傾向を知ることは出来るが、多様な陽性者の個人についてはそこからは何も見えない。医療なくしてはHIV対策は不可能だが、医療モデルだけに頼る危険性というものもまた確かに存在すると思う』
     ◇
『[HIV]という言葉を意識しながら30年近く、近年状況は少しずつですが変わってきているのではないか?と感じます。死ぬ病気ではなくなったと感じる事が出来るからです。認知症が早いのかも、心筋梗塞になる可能性があるかも、骨密度が低くなることがあるかも等学会に参加したからこそ、予備知識が得られ、前向きな今後の生きる時間を考えていけるヒントになっています』
     ◇
『スカラシップ利用者から直接発言する場があり、その中で「自分の主治医と会場で会うことができ、普段の医者と患者の関係ではなく、この病気に立ち向かっている者同士と感じることができた」と述べていたのがとても印象的だった。私も数年前に初めて参加させていただいた時に、日頃関わってくださっている看護師や薬剤師の方と会場で会い、話しかけてくれたりランチョンセミナーで隣でお昼をご一緒させていただいたりしながらしていくうちにさらに打ち解けていったような気がした。同時に学会の中で職種別のセミナーもあり、こういった場で我々患者のために知識を深めていることをひしと感じ、発言者の言葉同様に勝手ながら「この病気に立ち向かってる同士」という感覚になったのを思い出した』
     ◇
『感染がわかった10年前のわたしは、予防をしよう!早期発見をしよう!検査に行こう!!というキャッチコピーのイベントに何度か参加し、居場所のなさを感じ、疎外感を覚えた経験があります。もちろん陽性者になってからもセイファーセックスは大事ではあるが、検査に行こうとアピールが強すぎるイベントは、陽性者になってしまった自分がまるで悪者になってしまったような気分を覚えてしまったことがあった。今回学会で、何名かの当事者の方とお会いする機会があり、わたしにはとても新鮮な機会となりました』



3 パレードは5月8日(日) TOKYO RAINBOW PRIDE 2016
 東京レインボープライド2016の開催概要が公式サイトに掲載されています。
      ◇ 
 『東京レインボープライド』は、 LGBTをはじめとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)が、差別や偏見にさらされることなく、より自分らしく、前向きに生きていくことができる社会の実現を目指すイベントの総称です。
 その主なものとして、『パレード』『フェスタ』を主催し、『レインボーウィーク』キャンペーンを実施しています。
 これらのイベントを通して、LGBT当事者並びにその支援者(Ally)と共に、「“生”と“性”の多様性」を祝福する場を提供しています。
 (開催概要から)
     ◇
 ゴールデンウィーク期間中の4月29日(金・祝)〜5月8日(日)が『レインボーウィーク』で、東京をはじめ全国各所で様々なイベントが実施される予定です。
 また、『フェスタ』は5月7日に東京都代々木公園イベント広場および野外ステージで開催され、『パレード』はその翌日の8日に行われます。詳細は東京レインボープライド公式サイトをご覧下さい。
  http://tokyorainbowpride.com/



4 6月に東京公演 ミュージカル『ラディアント・ベイビー 〜キース・へリングの生涯〜』
 1990年にエイズで死亡したニューヨークの画家、キース・へリングの作品はいまなお、多くのファンから愛されています。また、HIV/エイズと闘う人たちへの大きな勇気づけにもなっています。
そのキースが自らのHIV感染を知ってから亡くなるまでの時期を中心に彼の生涯を描いたミュージカル『ラディアント・ベイビー 〜キース・へリングの生涯〜』が6月6日(月)から22日(水)まで、日比谷シアタークリエ(東京都千代田区有楽町1-2-1)で上演されます。詳細は以下のサイトでご覧下さい。
 http://www.tohostage.com/radiantbaby/

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