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zoom RSS TOP-HAT News第87号(2015年11月)

<<   作成日時 : 2015/12/13 23:09   >>

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TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)
        第87号(2015年11月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに 高速アプローチの7原則 

2  ザ・ボディショップ店頭キャンペーン

3 全国9都市12会場でコンサート開催 AAA

4 チャーリー・シーン氏がHIV感染を公表

◇◆◇◆◇◆

1 はじめに 高速アプローチの7原則
 国連合同エイズ計画(UNAIDS)の公式サイトにミシェル・シディベ事務局長の世界エイズデー2015ビデオメッセージが掲載されました。今年は国連ミレニアム開発目標(MDGs)の最終年であり、来年1月からは新たな国連の開発目標である次の15年間の「持続可能な開発目標(SDGs)」が始まります。このあたりの節目感をUNAIDSも相当意識しているようですね。メッセージの冒頭でシディベ事務局長はこう語っています。

『世界は2030年までにエイズの流行を終結させることを持続可能な開発目標(SDGs)の中で約束しています。この野心的ではあっても完全に達成可能な目的は、私たちの世代にとって歴史の流れを変え、次世代に引き継ぐためのかつてない機会なのです』

 UNAIDSの公式サイトに解説された世界エイズデーキャンペーンのページを見ると、今年のテーマは以下のようになっています。

On the Fast-Track to end AIDS
We have what it takes to break the AIDS epidemic.
エイズ終結の高速軌道を進もう
 私たちにはエイズの流行を克服する手段がある。

高速軌道というのは、2020年までの5年間に集中的に対策を進め、HIVの新規感染とエイズ関連の死亡を大きく減らしていこうという考え方です。いわば開幕ダッシュですね。UNAIDSは、それができるかどうかが2030年のエイズ終結というSDGsの目標達成の鍵を握っているととらえ、以下の高速アプローチ7原則をあげています。

・先行投資を行う
・最も影響の大きい地域、集団、プログラムに焦点を当てる
・最も支援を必要としている人のための方法を工夫する
・焦点を絞り、持続可能で説明責任の果たせる対策を進めるため地元指導者を巻き込む
・新たなパートナーシップを生み出す
・人権をしっかりと守る
・だれも置き去りにしない結果を残す

先行投資、選択と集中、人権重視などが世界のエイズ対策のキーワードといえそうです。UNAIDSの世界エイズデー関連情報はこちらでご覧下さい。

特設ページ: http://www.unaids.org/wad2015/
日本語仮訳; http://asajp.at.webry.info/201511/article_2.html
シディベ事務局長ビデオメッセージ:
http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/pressreleaseandstatementarchive/2015/november/20151119_WAD2015
日本語仮訳: http://asajp.at.webry.info/201511/article_3.html

 世界エイズデーの啓発キャンペーンはわが国でも、厚生労働省や公益財団法人エイズ予防財団、そして東京都をはじめ全国の自治体で実施されているほか、若者に馴染みの深い企業や音楽業界も積極的に取り組んでいます。その代表的な事例として、ザ・ボディショップとAct Against AIDS(AAA)の活動を次に紹介しましょう。



2 「無関心にNO」 ザ・ボディショップが店頭キャンペーン
 自然の原料をベースにした化粧品やボディケア製品などを製造・販売するザ・ボディショップは1997年から毎年、企業理念の柱である人権尊重の立場でエイズ啓発の店頭キャンペーンに取り組んでいます。今年のキャンペーンは「エイズはみんなの問題です。無関心にNO! レッドリボンを広めよう。」をテーマに11月12日(木)にスタートしました。

 『エイズへの理解と支援の意思を表す「レッドリボン」をモチーフにした寄付金つきチャームを新たに発売する他、リーフレットやコンドームの配布などを行い、HIV/エイズの予防とエイズに対する偏見、差別をなくし、理解を深めて人権を尊重する社会を目指します』 (ザ・ボディショップのプレスリリースから)

 店頭キャンペーンは12月25日(金)まで。概要は公式サイトでご覧下さい。
 http://www.the-body-shop.co.jp/values/stop_aids/index.html



3 全国9都市12会場でコンサート開催 AAA

Act Against AIDS(AAA)は音楽・エンターテインメント業界を中心に1993年から国内で世界エイズデーの啓発活動を続けています。今年で23年目。上記ザ・ボディショップのキャンペーンにも同じことがいえますが、HIV/エイズ対策への理解を広げていくには、息の長い活動が不可欠です。逆説的な言い方になりますが、「流行に対応するには流行ばかり追いかけてはいけない」といいますか。蓄積の大切さを改めて感じます。

AAA運営事務局がまとめた2015年のキャンペーン概要によると今年のコンサートは全国9都市12会場で開催され、87組を超えるアーティストが参加する予定です。また、桑田佳祐さんはオリジナルグッズでAAA2015に参加しています。

各コンサートの詳細、および桑田さんのオリジナルグッズについてはAAAの公式サイトに紹介されているので、そちらをご覧下さい。
 http://www.actagainstaids.com/



4 チャーリー・シーン氏がHIV感染を公表
米国の人気俳優、チャーリー・シーン氏が11月17日、米NBCテレビの朝のニュース番組TODAYに出演し、エイズの原因であるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染していることを明らかにしました。何人かの知人に感染を知らせたところ「事実を公表されたくなければ金を払え」とゆすられ、計12億円以上を数人に払ったということです。
このニュースは著名芸能人のゴシップ的な側面もありますが、HIV/エイズ対策の観点からは、それだけで見過ごすわけにはいきません。ウイルスに感染していることで何億円ものお金をゆすり取られるようなことが事実だとすれば、それはさまざまな啓発の努力にもかかわらず、HIV陽性者に対する強い社会的なスティグマ(否定的な感情)が世の中に存在していることを示しているからです。
シーン氏のテレビ出演は米国内のニュースではありましたが、日本のテレビや新聞でもかなり取り上げられました。その取り上げられ方もまた、HIV/エイズにまつわる偏見や差別の解消には、引き続き継続的な努力が必要であることを再認識させるものでした。
 

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