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zoom RSS TOP-HAT News第85号(2015年9月)

<<   作成日時 : 2015/12/13 23:06   >>

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TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)
        第85号(2015年9月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに 新機軸・オープニングセッションに注目 第29回日本エイズ学会

2 絵本『最も勇敢な私の友達』が英国医師会(BMA)出版賞の部門賞を受賞

3 2015年キャンペーンを10月16日に開始 コミュニティアクション

4 エイズ学会参加支援スカラシップ募集中 一般社団法人HIV陽性者支援協会が発足

◇◆◇◆◇◆


1 はじめに 新機軸・オープニングセッションに注目 第29回日本エイズ学会
 日本エイズ学会学術集会・総会は毎年12月1日の世界エイズデー前後に開催されています。会期は3日間のことが多いのですが、東京・文京区の東京ドームホテルで開かれる今年の第29回学会は少し変則的です。

 会期は11月30日(月)、12月1日(火)の2日間。ただし、その前日の11月29日(日)の夕方には国立国際医療研究センター(東京都新宿区戸山1-21-1)の国際医療協力研修センター5F大会議室で、オープニングセッションが開かれます。学会会場の東京ドームホテルからは少々、離れています。また、オープニングセッションへの参加を希望する人は、学会参加登録とは別に事前登録が必要です。ただし、事前登録をしておけば入場は無料で、学会参加登録料を支払わなくても(つまり、翌日からの学会には参加しない人でも)参加することができます。事前登録については第29回学会公式サイトをご覧下さい。セッションのプログラムもすでに決まっているので、あわせて紹介しておきましょう。
 http://aids29.umin.jp/program.html

【セッション1】(HIV/AIDS専門家対象)
座長:岡慎一会長(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)
演者:デビッド・ホー博士(米アーロン・ダイアモンド・エイズ研究センター/ロックフェラー大学)
テーマ:HIV予防における長期作用型曝露前予防(PrEP)薬
(Long-Acting PrEP Agents in HIV Prevention

【セッション2】(若手医師/研究者対象)
座長:潟永博之博士(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)
演者:スチュアート・スペンサー博士(英・ランセット誌)
テーマ:編集者から見た科学論文の書き方
(An Editor's Insights into Writing a Scientific Paper)

 デビッド・ホー博士は、1990年代半ばには3種類の抗レトロウイルス薬を使って高い延命効果を確保する多剤併用療法を開発した研究者です。当時は「カクテル療法」として話題になりました。現在の抗レトロウイルス治療の普及は、ホー博士の画期的研究成果が出発点となり、結果として何百万というHIV陽性者の生命が救われることになりました。

 博士を中心にした研究チームは現在、長期持続型抗レトロウイルス薬を3カ月に1度、注射すればHIV感染の予防効果が持続するという曝露前予防投与(PrEP)の研究に取り組んでいます。今回のセッションの抄録でも明らかにされていますが、すでに第3相大規模臨床試験の準備を進める段階に到達しているということです。

 スチュアート・スペンサー博士は著名な医学誌の 編集スタッフで、有望な論文を受理から4週間以内に発表するための優先審査チームを率いています。抄録は「何のために科学論文を書くのか。それを忘れないことが大切です」という短い文章で始まっています。医学だけでなく、広く科学に携わる研究者に共通の課題ですね。日本でも論文の執筆をめぐり、この点を問われる現象が社会的な話題になりました。そうした理念に関わる問題だけでなく、具体的に論文をどう書けばいいのかといったアドバイスもセッションでは聞けそうです。

 たとえば抄録にも「アブストラクト(要約)は非常に重要です。ほとんどの人はアブストラクトしか読まないので、読者に届けたいと思う重要なメッセージは必ず入れておきましょう」といった指摘があります。若手研究者だけでなく、医療分野のジャーナリストを志す人、NPOで啓発や広報にあたる人にも筆力、編集力向上のいい機会になるかもしれません。残念ながらセッション1、2とも発表は英語ですが、参考までに英文抄録の日本語仮訳をHATプロジェクトのブログに掲載しました。あわせてご覧下さい。

セッション1 HIV予防における長期作用型曝露前予防(PrEP)薬
http://asajp.at.webry.info/201509/article_2.html

セッション2 編集者から見た科学論文の書き方
http://asajp.at.webry.info/201509/article_3.html



2 絵本『最も勇敢な私の友達』が英国医師会(BMA)出版賞の部門賞を受賞
国連合同エイズ計画(UNAIDS)が中心になって昨年5月に刊行した絵本『最も勇敢な私の友達』が英国医師会(BMA)出版賞のポピュラー医学書部門最優秀賞を受賞しました。

医学分野の良質な出版活動を奨励するためBMAが毎年、21部門の受賞作を発表し、その中からBMA ブック・オブ・ザ・イヤーが選出されます。参考までに付け加えておくと、今年のブック・オブ・ザ・イヤーは『Practical Management of Complex Cancer Pain』という本でした。

 『最も勇敢な私の友達』はアフリカを舞台にHIV陽性の少年ケンディとその友人の少女カイラとの友情を描いた心温まる物語です。動画も公開されており、国連広報センターによる日本語字幕版もみることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=IK9ODCKel4U&list=UUG_ZRAiAw0d2DzO4N5YTsaw



3 2015年キャンペーンを10月16日に開始 コミュニティアクション
 コミュニティ主導のHIV/エイズ情報共有型キャンペーン「コミュニティアクション」の2015年集中キャンペーン期間が10月16日(金)から12月15日(火)までの2カ月間と決まりました。

 期間中はHIV/エイズに関連するイベントなどの情報を全国から幅広く集め、公式サイトで公開します。また、国内、および海外のニュースも紹介します。
 http://www.ca-aids.jp/

 公式サイトは年間を通じ常時、更新されていますが、イベント期間は情報の密度が一段と高められることになります。



4 エイズ学会参加支援スカラシップ募集中 一般社団法人HIV陽性者支援協会が発足
 HIV陽性者が日本エイズ学会学術集会・総会に積極的に参加できるよう2006年から続けられているエイズ学会参加支援スカラシップの実施主体として、「一般社団法人HIV陽性者支援協会」が新たに発足しました。

 いくつかの団体で構成するHIV陽性者参加支援スカラシップ委員会が行っていた業務を引き継ぎ、より充実したスカラシップ提供体制を整えていくことになります。詳しくは協会公式サイトをご覧下さい。
 http://hiv-ppaa.jp/

 第29回学会参加希望者を対象にしたスカラシップは現在募集中。締切りは2015年10月30日(金)必着です。

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