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zoom RSS UNAIDSが報告書『いかにしてエイズはすべてを変えたのか 』を発表 その1

<<   作成日時 : 2015/07/21 15:41   >>

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(解説) 国連合同エイズ計画(UNAIDS)が7月14日に新たな報告書『いかにしてエイズはすべてを変えたのか ― MDG6:エイズ対策からの希望がもたらした15年間の15の教訓』を発表しました。そのプレスリリースの日本語仮訳です。
 報告書は2000年から2015年までのミレニアム目標(MDGs)のうち、エイズ分野の成果をまとめ、さらに2030年のエイズ流行終結を国連の新たな開発目標となる「持続可能な開発目標(SDGs)」の一つとして位置づけています。
大部の報告書はとても短時間では読み切れませんが、プレスレリースをもとに、ざくっ、と説明すれば、目覚ましい成果をあげた15年であり、大いに称賛に値いするが、エイズ流行終結という大目標に向けた課題はまだ、たくさんある。とりわけ今後5年間のエイズ対策の加速化とそのための資金確保が正念場であるという、まあ、いつもの内容です。
成果は大いに誇りたいし、かといって「そんなに目覚ましい成果があがっているのなら、エイズはもういいだろう」と言われてしまうのも困る。そんな感じの分かりにくさはどうしてもついて回ります。これからが正念場なんだけどねえという長い坂道感覚は日本のエイズ対策関係者の隅っこにいても、分かる、分かると激しく共感できますが、広く社会の理解を得るのはなかなか厳しいかも知れません。

ミレニアム開発目標(MDGs)については7月6日に国連の潘基文事務総長が全体を総括する最終報告書「ミレニアム開発目標報告2015」を発表しています。国連広報センターのサイトに日本語のプレスリリースやプレゼンテーション資料が紹介されているので関心をお持ちの方はご覧下さい。
http://www.unic.or.jp/news_press/info/14975/

    ◇

1500万人が生命を救うHIV治療を受けている
 2015年目標を9カ月前倒しで達成  国連合同エイズ計画(UNAIDS)が発表

世界はミレニアム開発目標(MDGs)6のエイズターゲットを超え、2030年までのエイズ流行終結という持続可能な開発目標(SDGs)に向けて進んでいる
http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/pressreleaseandstatementarchive/2015/july/20150714_PR_MDG6report


【アジスアベバ/ジュネーブ 2015年7月14日】ミレニアム開発目標(MDGs)のエイズ分野のターゲット ― HIV感染の拡大に歯止めをかけ、縮小に転じる ― は達成され、さらにその先に進んでいる。国連合同エイズ計画(UNAIDS)は本日、新たな報告書の中でこう発表した。HIVの年間新規感染は35%減少し、年間のエイズ関連の死者は41%減っている。2000年のMDGs設定以来、エイズ対策は3000万人のHIV感染とほぼ800万人(780万人)のエイズ関連の死亡を防いできた。

 「世界はエイズの流行に歯止めをかけ、縮小に転じることができた」と国連の潘基文事務総長は語った。「私たちはいま、持続可能な開発目標(SDGs)の一部となるエイズ流行の終結を実現しなければならない」

 エチオピアのアジスアベバで開かれている第3回開発資金国際会議のサイドイベントで公表された報告書は、HIV対策について、人びとの生命と経済に測定可能な成果を生み出しており、保健と開発分野で最も賢明な投資だったと指摘している。報告書はまた、世界が2015年までにエイズ対策の年間投資目標220億ドルを満たしており、今後5年間さらに協調した行動を続けていけば、2030年のエイズ流行終結は可能になるとしている。

 「15年前には沈黙の申し合わせがあった。エイズは‘他人’の病気であり、治療を受けられるのは豊かな人たちだけで、貧しい人たちのものではなかった」とUNAIDSのミシェル・シディベ事務局長はいう。「それが間違いであることを私たちは証明した。1500万人が治療を受けている。1500万のサクセスストーリーです」

報告書『いかにしてエイズはすべてを変えたのか ― MDG6:エイズ対策からの希望がもたらした15年間の15の教訓』は、1500万人が抗レトロウイルス治療を受けられるようになったという画期的成果を讃えている。15年前にMDGsが設定されたときには不可能と思われていた成果である。報告書はまた、エイズ対策の信じがたい影響力にも注目している。人びとの生命と生活、家族、コミュニティ、経済に影響を与え、同時に他のMDGsにも目覚ましい刺激を与えているのだ。さらに報告書は、次期SDGsに向けた教訓や緊急の先行投資の必要性、そして2030年のエイズ流行終結に向けた今後5年間の効率の高い対策についても言及している。


MDG6の達成:HIV感染の拡大に歯止めをかけ、縮小に転じる
 世界では2000年当時、大変な数のHIV新規感染が発生していた。毎日8500人が新規にウイルスに感染し、4300人がエイズ関連の病気で亡くなっていたのだ。『いかにしてエイズはすべてを変えたのか』では、すべての予想を覆し、HIV新規感染の恐るべき増加とエイズ関連の死亡に歯止めをかけ、縮小に転じることができたのはどうしてなのかを報告している。



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