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zoom RSS 開会式は亡くなった会議参加予定者を偲び、2030年のエイズ終結実現を呼びかけた UNAIDS

<<   作成日時 : 2014/07/21 13:23   >>

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(解説) 第20回国際エイズ会議(AIDS2014)は予定通り20日夕、メルボルンで開会式が行われました。7月25日まで5日間の会議の開幕です。マレーシア航空機17便の乗客のうち、開会式開催時点で国際エイズ学会(IAS)が会議参加予定者として確認しているのは6人です。IASのフランソワーズ・バレ-シヌシ理事長は追悼の言葉の中で「AIDS2014をこの人たちに捧げます」と語りました。亡くなった人たちの遺志を継いで、さらにHIV/エイズの流行と闘う。その決意を新たにした開会式の模様を伝える国連合同計画(UNAIDS)の特集記事の日本語仮訳です。
 UNAIDSのミシェル・シデベ事務局長は、誰一人として置き去りにされる人がないようにするための「キャッチアップ」計画の必要性を訴えました。対策の資金は限られているという厳しい現状認識のもとで「世界の新規HIV感染の75%が集中している15カ国を対象にした新しいキャッチアップ計画が必要です」と語っています。


開会式は亡くなった会議参加予定者を偲び、2030年のエイズ終結実現を呼びかけた
    2014年7月20日 UNAIDS Feature Story
http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/featurestories/2014/july/20140720opening/

 第20回国際エイズ会議が2014年7月20日、オーストラリアのメルボルンで開幕し、HIV対策分野の指導的な人たちから感動的で力強い発言が続いた。開会式は国際的な悲劇の犠牲者に捧げられた。その中の数人がAIDS2014参加の途上にあった人たちだった。

 ノーベル賞受賞者で国際エイズ学会のフランソワーズ・バレ-シヌシ理事長が死亡した友人、同僚に追悼の言葉を述べた。「私たちはAIDS2014をこの人たちに捧げます。その思い出を忘れません。私たちの心の中にともにあります」と彼女は語った。

国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シデベ事務局長はエイズの流行を2030年までに終わらせるよう呼びかける力強いスピーチを行い、置き去りにされる人が誰一人ないようにするための新たな「キャッチアップ」計画の必要性を強調した。「これまでにも増していまこそ、感染が最も多く起きているところ、そして最も多くの人が亡くなっているところに限られた資金を集中しなければならないのです」と彼は語った。「世界の新規HIV感染の75%が集中している15カ国を対象にした新しいキャッチアップ計画が必要です」

 UNAIDS親善大使で開会式の司会のジェームズ・チャウ氏が追悼特別式典の発言者を紹介した。彼はさらにアユ・オクタニアリ氏に対する暖かい歓迎の辞を述べた。インドネシアの若いHIV陽性の女性で、彼女が日々、直面している課題について「HIVに感染して生きていくことは、簡単なことではありません」と熱っぽく語った。「HIVに感染しているからというだけでなく、私の性行動に対する人々の対応のためでもあります」。彼女は保健医療従事者の差別的な態度や性と生殖に関する健康に関する情報の欠如について語った。「私たちの多くは自らを守るための手段と情報がなかったことからHIVに感染しています」と彼女は付け加えた。

 AIDS2014共同委員長のシャロン・ルイス教授はオーストラリアおよび世界にとっての会議の重要性について参加者に語った。ビクトリア州のデニス・ナプタイン知事も「ペースを上げ、その成果でよりよい世界を実現するための会議です」とその思いを繰り返した。

 アボリジニーの長老、ジョイ・ワンディン・マーフィーさんはオーストラリアを訪れたすべての参加者を歓迎した。彼女はオーストラリアという国がかつて経験した困難との闘いについて語り、和解と寛容の大切さを強調した。「理解し合うことができれば、仲良く暮らしていくことができます。そして、差別や偏見をなくし、一緒に生きていくことができるのです」

 マイケル・カービー判事のジョナサン・マン記念講演はすべての人の平等と公正を実現することの重要性を強調した。懲罰的な法律について語り、そうした法律がHIV陽性者およびHIVの流行に影響を受けている人たちにいかに恐ろしい打撃を与えるのかを訴えた。「法律と政策は、エイズの流行に対する解決策の一部であり、決して問題の一部であってはならないのです」

 国連の潘基文事務総長とオーストラリアのアンソニー・アボット首相はビデオメッセージで、マレーシア17便のすべての死者に対するお悔やみを述べ、参加者にはこの会議をエイズ流行の終結を実現するための大きな機会にしてほしいと呼びかけた。


Opening ceremony honours missing delegates and calls for ending AIDS by 2030
20 July 2014

The 20th International AIDS Conference opened in Melbourne, Australia, on 20 July 2014 with a moving and powerful range of statements from leading figures in the response to HIV. The ceremony was dedicated to the memory of the victims lost in the international tragedy―several of whom were on their way to participate in AIDS 2014.

Nobel laureate and President of the International AIDS Society Professor Françoise Barré-Sinoussi paid tribute to the friends and colleagues who died. “We dedicate AIDS 2014 to them, we will remember their legacy and keep them in our hearts,” she said.

Michel Sidibé, Executive Director of UNAIDS, gave an inspiring address calling for an end to the AIDS epidemic by 2030 and stressed the need for a new “catch-up” plan to leave no one behind. “Now, more than ever, we must concentrate our limited resources on where most infections occur and on where most people die,” he said. “The world needs a new “catch-up” plan for the 15 countries that account for 75% of new HIV infections.”

UNAIDS Goodwill Ambassador and Master of Ceremony James Chau guided the speakers through the special memorial opening session. He extended a warm welcome to Ayu Oktariani, a young woman living with HIV from Indonesia, who spoke passionately about the challenges she faces in her daily life, “Living with HIV is not easy,” she said. “It's not only about HIV; it's about people’s judgement of my sexual behaviour.” She talked about discriminatory attitudes of health-care workers and the lack of information on sexual and reproductive health. “Many of us have HIV because we did not have the means or information to protect ourselves,” she added.

Co-chair of AIDS 2014 Professor Sharon Lewin told the participants how important the conference was to Australia and the world. A sentiment echoed by the Premier of the State of Victoria, Denis Napthine, “This conference is about stepping up the pace, making a difference and making the world a better place,” he said.

Aboriginal Elder Joy Wandin Murphy extended a warm welcome to Australia to all the participants. She talked about the country’s past struggles and stressed the importance of tolerance and acceptance. “If we understand each other we can live in harmony, and, if we do, we can eliminate stigma and discrimination so we can all live together.”

The Jonathan Mann memorial lecture was given by Justice Michael Kirby, who strongly emphasized the importance of equality and justice for all. He talked about the impact of punitive laws and the devastating impact they can have on people living with and affected by HIV. He stressed that, “Law and policy must be made part of the solution and not part of the problem for AIDS.”

The United Nations Secretary-General Ban-Ki moon and the Prime Minister of Australia Anthony Abbott delivered video messages expressing their sorrow for all who died on flight MH17 and encouraged participants to take the opportunity provided by the conference to advance the response and reach the end of the AIDS epidemic.

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