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zoom RSS TOP-HAT News 第68号(2014年4月)

<<   作成日時 : 2014/05/04 18:52   >>

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        第68号(2014年4月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
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エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに ゴールを守れ

2 ダビド・ルイス選手を国際親善大使に任命 UNAIDS  

3 分科会で「HIV/AIDSとセクシャルマイノリティ」を討議 日本国際保健医療学会東日本地方会 

4 「TALK BACK トークバック/沈黙を破る女たち」

◇◆◇◆◇◆


1 はじめに ゴールを守れ
冬季五輪に続き、6月にはサッカーW杯が開催されるので、今年はスポーツの年という印象が強いですね。国連合同エイズ計画(UNAIDS)は国際オリンピック委員会(IOC)とも、国際サッカー連盟(FIFA)とも合意文書を交わし、協力してエイズ対策に取り組んでいます。スポーツの大会は若者にエイズの知識を伝えるうえで極めて訴求力の強い機会であり、逆に若者がエイズ対策に理解を深めることは、HIV感染の予防やスポーツの振興という観点からも重要です。

FIFAワールドカップ2014は6月12日(日本時間6月13日)にサンパウロで開幕します。開幕試合はグループAの地元ブラジル対クロアチア戦。日本代表の初戦は14日(日本時間15日)のコートジボアール戦です。

日本代表がどこまで勝ち進めるかといった話題と異なり、日本国内ではあまり関心が持たれていませんが、UNAIDSは大会に向けて《Protect the Goal(ゴールを守れ)》というHIV/エイズ啓発キャンペーンを展開しています。UNAIDSのプレスレリースによると、3月5日に南アフリカのヨハネスブルグにあるサッカーシティスタジアムでキャンペーン世界ツアーのキックオフイベントが行われました。HIV/エイズとの闘いも試合開始というわけですね。プレスレリースの日本語仮訳がHATプロジェクトのブログに掲載されています。

《UNAIDSがProtect the Goal(ゴールを守れ)キャンペーン世界ツアーを南アフリカで開始》
http://asajp.at.webry.info/201404/article_6.html

 サッカーシティスタジアム? 最近どこかで聞いた覚えがあるような・・・と思った方もいるのではないでしょうか。2010年のFIFAワールドカップ大会で決勝戦の舞台となった収容人員9万4700人の大規模スタジアムです。昨年12月10日には南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の追悼式典会場となり、世界中のメディアが中継したので、そちらの印象の方が鮮明かもしれません。

 Protect the Goalキャンペーンは2010年W杯で初めて実施され、4年後の今回が2回目となります。目的は、「エイズから自由な世代」という目標に向けて世界が結束して行動するためにスポーツの高い人気と動員力を活用し、「HIV新規感染者ゼロ、差別ゼロ、エイズ関連の死亡ゼロ」というUNAIDSの「3つのゼロ」ビジョン実現に向けた支援を行っていくことです。目標の実現には気の遠くなるような時間がかかるかもしれません。

しかし、世界のエイズ対策関係者の多くが「何とか流行を克服することが可能になりつつあるのではないか、少なくともその手応えはある」と思い始めています。過去10年余りの予防対策や治療の普及の成果というべきでしょう。「ゴールを守れ」というスローガンはどちらかというと、守備的な印象を受けます。もちろん、感染を予防するための行動を少年少女に呼びかけるには守りのメッセージも必要です。

ただし、現状は守勢一方というわけではありません。この30年余りのHIV/エイズとの闘いを大きく俯瞰してみれば、治療の進歩と地道な現場の対策の積み重ねにより、HIVの新規感染は1990年代半ば以降、減少の傾向にあります。年間のエイズによる死者数も減りつつあります。世界が協力して少しずつディフェンスラインを押し上げ、何とか中盤でボールを支配できる可能性が出てきた。サッカーの試合に即していえば、そんな展開も期待できそうです。



2 ダビド・ルイス選手を国際親善大使に任命 UNAIDS
 サッカーW杯の関係では、ブラジル代表のDFダビド・ルイス選手が4月16日、UNAIDSの国際親善大使に任命されました。英プレミアリーグの強豪チェルシーで活躍する選手で、ブラジル代表では副主将を務めています。
 http://asajp.at.webry.info/201404/article_5.html

UNAIDSのミシェル・シデベ事務局長は任命に際し、「サッカーでは選手たちが勝利のために力を合わせます。HIV新規感染ゼロの目標を実現するには、私たちも同じようにチームとして結束していく必要があります。ワールドカップ開催中は、すべての人がブラジルに注目するので、ダビドがピッチの上でも、外でも強い印象を与えてくれるでしょう」と語っています。ルイス選手はProtect the Goalキャンペーンにも積極的に参加し、《世界のサッカーファン、とりわけ若者に対し、HIV陽性者への差別をなくし、予防と治療のアクセスを確保するよう呼びかける》ということです。若者のHIV感染について、UNAIDSのプレスレリースは以下のように推計しています。

《世界で推定3530万人のHIV陽性者のうち540万人は10〜24歳の若者である。その多くは自らのHIV感染に気付いていない。約90万人は十代前半(10〜14歳)だ。さらに年間のHIV新規感染者230万人のうち、78万人は10〜24歳の若者であり、感染の97%は低・中所得国で起きている》



3  分科会で「HIV/AIDSとセクシャルマイノリティ」を討議 日本国際保健医療学会東日本地方会
 「マイノリティと健康」をテーマにした第29回日本国際保健医療学会東日本地方会が5月24日(土)、国立国際医療研究センター( 東京都新宿区戸山1-21-1)で開かれます。具体的なマイノリティグループとして、難民、在日外国人、ホームレス、HIV/AIDSとセクシャルマイノリティ、発達障害の5グループを取り上げ、それぞれ分科会が予定されています。
 http://share.or.jp/share/join/event/#g

 「HIV/AIDSとセクシャルマイノリティ」の分科会では、特定非営利活動法人ぷれいす東京の生島嗣代表と杏林大学保健学部の大木幸子教授が座長を担当し、日本国内と海外での参加型の取り組みの報告を受け、今後の展望を話し合います。学会参加費(一般2000円、学生1000円)を当日、受付で支払えば、学会会員・非会員を問わず、誰でも参加できるということです。



4 「TALK BACK トークバック/沈黙を破る女たち」
 元受刑者やHIV陽性の女性たちが自らの人生を表現するアマチュア劇団「メデア・プロジェクト」。サンフランシスコの刑務所で生まれ、社会に出て活動を展開するようになったその劇団と女性たちを8年がかりで記録したドキュメンタリー映画「TALK BACK トークバック/沈黙を破る女たち」(坂上香監督)が東京に続き、全国で順次、公開されます。「どん底」を経験した女性たちは演劇を通じてどう変わっていったのか。映画の紹介と上映スケジュールは公式サイトでご覧ください。
http://talkbackoutloud.com/





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