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zoom RSS UNAIDSがゲイ男性の権利に関するウガンダの法案に深い懸念を表明

<<   作成日時 : 2014/02/20 12:48   >>

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(解説) 国連合同エイズ計画(UNAIDS)は、公式サイトで安倍首相夫人、昭恵さんのスピーチを紹介したのと同じ2月18日付で、ウガンダの反同性愛法案に対し、重大な懸念を表明する報道声明を発表しました。昨年12月にウガンダ議会で可決された法案に対しては、ムセベニ大統領が署名する意向であることが同日、国際ニュースで報じられています。参考までにAFPのサイトをご覧ください。
 http://www.afpbb.com/articles/-/3008711
《法案は、同性愛者に死刑を科す条項が削除された後、昨年12月に議会を通過していた。ただ修正後も、同性愛行為を繰り返した者に対し終身刑を科し、同性愛の助長を禁じ、人々に同性愛者を告発する義務を課す内容になっている》

 大統領が署名すればこの法案が法律として成立します。報道声明の中で、UNAIDSはウガンダならびに世界中のすべての国に対し、
1. 成人の合意に基づく同性間の性行為を犯罪として扱う法律を撤廃すること
2. 暴力やや差別から人々を保護する法律を施行すること
3. ホモフォビアやトランスフォビアと取り組むキャンペーンを展開すること
4. HIV予防、治療、ケア、支援のサービスを含む保健サービスを誰もが利用できるようにすること
を通して、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの人たちの人権を守ることを求めています。折しもロシアではソチ五輪開催中、ウガンダ政府だけでなく、世界中のすべての国に呼びかけているということは、ロシアに対する懸念も言外ににじませているのかもしれませんね。報道声明の日本語仮訳を以下に掲載します。


UNAIDSがゲイ男性の権利に関するウガンダの法案に深い懸念を表明
大統領が署名して法律が成立すると、ウガンダの同性愛者を厳しく処罰
http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/pressreleaseandstatementarchive/2014/february/20140218psuganda/
                      国連合同エイズ計画(UNAIDS)報道声明

【ジュネーブ、2014年2月18日】ゲイ男性に対する処罰を一段と厳しくするウガンダの法案について、UNAIDSは強く懸念している。

物議を醸しているこの法案は2013年12月、ウガンダ議会で可決された。初犯で最大14年の懲役刑、「悪質な同性愛行為」には終身刑が科されるというものだ。大統領が署名して法案が法律になれば、人権への影響は重大である。

「ウガンダはアフリカ諸国がエイズについて現実を直視せずに黙っていたとき、その沈黙を最初に破った国です。その結果、疎外された人たちが声をあげられるようになりました。 しかし、いまはこの法案によってウガンダがエイズ対策の主導的役割を放棄するのではないかと心配です」とUNAIDSのミシェル・シデベ事務局長述べた。「私はウガンダ当局が法案を拒否し、ウガンダのすべての人々の人権と尊厳を守るよう求めます」

法案が公衆衛生に与える影響も大きい。虐待や拘禁、訴追などを含む差別的な取り扱いを受ければ、同性愛者がHIV検査や予防、治療のサービスを利用しなくなることは調査で明らかになっているのだ。

ウガンダのHIV陽性者数は2012年の時点で150万人、年間の新規HIV感染者数は14万人と推定されている。世界的に見ると、ゲイ男性は全体の人口よりも約13倍もHIVに感染しやすい状態におかれており、誰もが安心してHIV予防と治療のサービスを利用できるようにすることが急務である。

 UNAIDSは、 成人の合意に基づく同性間の性行為を犯罪として扱う法律を撤廃すること;暴力やや差別から人々を保護する法律を施行すること;ホモフォビアやトランスフォビアと取り組むキャンペーンを展開すること;HIV予防、治療、ケア、支援のサービスを含む保健サービスを誰もが利用できるようにすること;によって、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの人たちの人権を守ることをウガンダ政府、ならびに世界中のすべての国の政府に対し求める。


UNAIDS expresses deep concern over impact of Ugandan bill on the rights of gay men
If signed into law the controversial bill would toughen punishments against gay people in Uganda

GENEVA, 18 February 2014—UNAIDS is deeply concerned about a bill in Uganda that would further toughen punishments against gay men.

The controversial bill, which was passed by the country’s parliament in December 2013, calls for a 14-year jail term for a first conviction, and imprisonment for life for the offence of ‘aggravated homosexuality’. The signing of the bill into law would have serious human rights implications.

“Uganda was the first country in Africa to break the conspiracy of silence on AIDS—and to give voice to the most marginalized—but now I am scared that this bill will take Uganda backwards, relinquishing its leadership role in the AIDS response,” said Michel Sidibé, Executive Director of UNAIDS. “I strongly urge the Ugandan authorities to reject the bill and ensure the human rights and dignity of all people in Uganda.”

The bill also has public health implications; studies show that when gay people face discrimination including abuse, incarceration and prosecution—they are less likely to seek HIV testing, prevention and treatment services.

In 2012, there were 1.5 million people living with HIV in Uganda and 140 000 new HIV infections. Globally gay men are around 13 times more likely to become infected with HIV than the general population, emphasizing the urgent need to ensure safe access to HIV prevention and treatment services for all people everywhere.

UNAIDS urges the government of Uganda, and all governments around the world, to protect the human rights of lesbian, gay, bi-sexual and transgender people through repealing criminal laws against adult consensual same sex sexual conduct; implementing laws to protect people from violence and discrimination; promoting campaigns that address homophobia and transphobia; and ensuring access to health services including HIV prevention, treatment, care and support services.

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世界基金がウガンダの反同性愛法に深い懸念
(解説)ウガンダのムセベニ大統領が24日、反同性愛法に署名をしたことに対し、世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)が同日、深い懸念を表明しました。その日本語仮訳です。ほぼ同内容の懸念表明は署名前の2月18日に国連合同エイズ計画(UNAIDS)が発表しており、署名を機に世界基金もUNAIDSと見解をともにし、同一歩調をとっていることを改めて明確にしたかたちになります。  http://asajp.at.webry.info/201402/article_4.html  一方で... ...続きを見る
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2014/02/27 13:52

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