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zoom RSS ポスト2015に向けたエイズと国際保健分野の提言を急ぐ UNAIDS・ランセット委員会

<<   作成日時 : 2014/02/16 23:52   >>

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(解説) 国連合同エイズ計画(UNAIDS)と英国の医学誌ランセットの呼びかけで作られたUNAIDS・ランセット委員会の最終会合が2月13、14の2日間、ロンドンで開かれました。ミレニアム開発目標(MDGs)が2015年に最終年を迎えるため、途上国の開発分野におけるMDGs終了後の新たな枠組みの創設をめぐる議論がいま、国連を中心に進められています。MDGsでは中心的な課題だった保健分野はどうも影が薄く、エイズを中心とした感染症対策などはほとんど話題にものぼらないといった状態が一時期はあり、危機感を強めたUNAIDSなどが大慌てで巻き返しを図っているというのが、エイズ対策の視点から見た現在の情勢です。UNAIDS/ランセット委員会はその巻き返しの推進役といったところでしょうか。UNAIDSが13日に発表したロンドン会合のプレスレリースの日本語仮訳です。
会合には日本から安倍首相夫人の昭恵さんが委員として参加しています。文中に引用されている昭恵さんの発言は英文引用を日本語に訳したので、もとの発言の趣旨と少し離れてしまっているかもしれません。どなたか日本語による発言の原稿などをご存じの方がいらしたらお教えいただければ幸いです。
 なお、UNAIDS・ランセット委員会については2013年11月9日の当ブログでも第1回会合の実施報告書の一部(背景説明)を紹介してあります。どんな委員会なのかを知る参考にしてください。
 http://asajp.at.webry.info/201311/article_5.html


ポスト2015に向けたエイズと国際保健分野の提言を急ぐ 国連合同エイズ計画(UNAIDS)・ランセット委員会
エイズを克服し、国際保健を促進するためのUNAIDS・ランセット委員会がHIV対策と国際保健の将来に向けて最終会合をロンドンで開催
http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/pressreleaseandstatementarchive/2014/february/20140213lancet/

【ロンドン/ジュネーブ、2014年2月13日】 ポスト2015の課題としてエイズの流行を克服し、国際保健の充実をはかるためのUNAIDS・ランセット委員会がロンドンで会合を開いている。委員会提言は年内のランセット誌上で発表する予定だ。

「エイズとの闘いはまだ終わっていません。私たちがこの病気に歴史的な勝利をおさめるには、いま対策を強化する必要があります」とガーナのジョン・ドラマニ・マハマ大統領は語った。「すべての人が目的の達成に重要な役割を担っています。私たちはそれぞれの国のために、国民のために、そして人類のために最善を尽くさねばならないのです」

「エイズとの闘いは驚くべき成果をあげてきました。でも、闘いは終わったわけではありません。自己満足こそが私たちにとって最悪の敵なのです」とベナン共和国のボニ・ヤイ大統領はビデオ・メッセージで訴えた。「エイズと極度の貧困に終止符を打つことは、アフリカと世界がともに優先して取り組まなければならない共同責任の課題です」

委員会は2013年前半に設立され、各国およびパートナー機関がエイズ対策から学んだ教訓を保健と開発分野の変革に生かせるよう、国家元首や政治指導者、HIVおよび保健分野の専門家、若者、アクティビスト、研究者、および民間企業の代表が参加している。

「この委員会は歴史的な役割を担っています。これまでに蓄積した知識と技術を生かし、次世代のためにHIVの流行を克服する新たな方法を見つけ、これまでに倍する努力を傾けられるようにすることです」と日本の首相夫人、安倍昭恵委員は指摘した。「私たちは誰も置き去りにすることなく進んでいかなければなりません。より健康に生きていくことができるよう、エイズ対策の成果を他の分野にも活用しなければなりません」

「HIVサービスの平等なアクセス(必要としている人なら誰でも使えるようにすること)がエイズの流行の拡大を抑え、縮小に転じることを可能にし、経済成長と福祉の増進に貢献するでしょう」とガボン共和国大統領夫人、シルビア・ボンゴ・オンディンバ委員は言った。「すべての国がHIVサービスを開発計画に組み入れていく必要があるのはこのためです」

「HIV陽性者に治療とケアを提供することは何とかできるようになりましたが、多くの陽性者が非感染の疾病にも直面しています」とルワンダ大統領夫人のジャネットカガメ委員は語った。「病気の内容が変化していることは、治癒の実現やワクチンの開発が非常に難しく、だからこそそれに対応できるように努力しなければならないということを示してもいます。アフリカは準備をすべきです。最悪の事態は脱しました。いまは予防の方法も、治療の方法も、ケアの方法も分かっているのです。私たちがスタートした時点から成し遂げてきたことを踏まえて、取り組んでいくべきです」

委員会はUNAIDSのミシェル・シデベ事務局長とランセット誌のリチャード・ホートン編集長が呼びかけ、マラウィのジョイス・バンダ大統領、アフリカ連合委員会のヌコサザナ・ドラミニ・ズマ委員長、ロンドン大学衛生熱帯医学大学院のピーター・ピオット学長が共同議長となっている。

委員会はポスト2015の開発課題の中にエイズと保健を位置づけるための枠組みの提供を目的としており、その一環として各地域で対話のための会合を開いて多様な意見を集約し、ロンドン会合に提出している。委員会の最終勧告を含む包括レポートは、医学誌ランセットで発表されることになっている。



UNAIDS and Lancet Commission to put forward recommendations on AIDS and global health for the post-2015 debate
The UNAIDS and Lancet Commission: Defeating AIDS – Advancing global health, reconvenes in London for final meeting on the future of HIV and global health

LONDON/GENEVA, 13 February 2014—The UNAIDS and Lancet Commission: Defeating AIDS – Advancing global health is meeting in London on the future of AIDS and global health in the post-2015 era—the recommendations will be published in The Lancet later this year.

“The fight against AIDS is not over yet. We need to intensify efforts to achieve a historic victory against this disease,” said the President of the Republic of Ghana John Dramani Mahama. “Everyone has a key role to play in achieving this objective. We have to take action to ensure that we are doing the best possible for our countries, for our people and for humanity.”

“We have made remarkable progress in the fight against AIDS but the fight is not over and complacency is our worst enemy,” said the President of Benin, Yayi Boni through a video message. “Ending AIDS and extreme poverty is a shared responsibility that must be a priority for Africa and the world.”

The Commission, which was established in early 2013 brings together more than 40 Heads of State and political leaders, HIV and health experts, young people, activists, scientists and private sector representatives to ensure that lessons learned in the AIDS response can be applied to transform how countries and partners approach health and development.

“This Commission bears an historic role, based on accumulated knowledge and technologies, to find new approaches and to redouble its efforts in defeating HIV as regards the next generation,” pointed out the First Lady of Japan Akie Abe. “We must proceed while leaving no one behind. We must apply the achievements of the AIDS response to other areas for realizing better health.”

“Equal access to HIV services will halt and reverse the epidemic and contribute to economic growth and people's well-being,” said the First Lady of Gabon Sylvia Bongo Ondimba. “That is why HIV services must be integrated in all countries' development plans.”

“We have managed to provide treatment and care for people living with HIV but now many also face non-communicable diseases,” said the First Lady of Rwanda Jeannette Kagame. “The changing nature of the disease is an illustration of how difficult it is to find a cure or vaccine so we must be adaptive and responsive. Africa should be ready! The worst is behind us. Now we know how to prevent, how to treat and how to care. We should build from what we have started and do it yesterday.”

The Commission, convened by Michel Sidibé, Executive Director of UNAIDS and Richard Horton, Editor-in-Chief of The Lancet, is co-chaired by Malawi President Joyce Banda, African Union Commission Chairperson Nkosazana Dlamini Zuma and London School of Hygiene and Tropical Medicine Director Peter Piot.

As part of the Commissions’ efforts to provide a framework for informing how to address AIDS and health in the context of the post-2015 development agenda, dialogues have been held across regions, bringing together diverse perspectives to inform the discussions of the Commission’s London meeting. The final recommendations will be compiled in a comprehensive report which will be published in the medical journal The Lancet.

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