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zoom RSS TOP-HAT News第62号(2013年10月)

<<   作成日時 : 2013/11/01 18:19   >>

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TOP-HAT News(トップ・ハット・ニュース)
        第62号(2013年10月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
なお、東京都発行のメルマガ「東京都エイズ通信」にもTOP-HAT Newsのコンテンツが掲載されています。購読登録手続きは http://www.mag2.com/m/0001002629.html で。
エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに 語る・・・つながる

2 最終日の11月22日午後に市民公開講座、第27回日本エイズ学会

3 シャリーズ・セロンさんも「今でしょ」

4 UNAIDSが世界の最新推計を報告

◇◆◇◆◇◆

1 はじめに 語る・・・つながる

 12月1日の世界エイズデーを中心にしたHIV/エイズ分野の情報共有型キャンペーン《コミュニティアクション2013》が10月15日(火)にスタートしました。キャンペーン期間は12月15日(日)までの2カ月(プラス1日)です。
 http://www.ca-aids.jp/

 このキャンペーンは、HIV/エイズに関係する情報の共有を目指し、公益財団法人エイズ予防財団とHIV/エイズ分野のNPOが2年前に共同プロジェクトとして始めました。初年度が《コミュニティアクション2011》、去年は《コミュニティアクション2012》。そして今年の2013は当然ながら3年目ということになります。続けていくことで、キャンペーンとしての認知度が高まり、全国から寄せられる情報も増えてきているのですが、一方で、情報を集めてそれをウエブサイトで広く伝えていくというシンプルなコンセプトの新鮮味が少々、薄れてきた印象も否めません。

 三日坊主、三年寝太郎というわけで、「3」という数字はどうも、マンネリ化とそれを乗り越える転機を象徴しているのかもしれませんね。コミュニティアクションの実行委員会も、その「3」の呪縛をどう克服していくかという点に関してはかなり議論を重ねてきたようで、今回は新機軸として、ウエブサイトに加え公式 Face Bookが登場しています。
 https://www.facebook.com/CommunityActiononAIDS?fref=ts

 情報提供機能を一段と強化するとともに、投稿への利便性も向上させ、双方向性を高めていきたいということです。ちょうどいい機会なので、コミュニティアクションの基本コンセプトなどを紹介しておきましょう。

 コミュニティアクションは《厚労省と公益財団法人エイズ予防財団が主唱する世界エイズデーの国内啓発キャンペーンとテーマを共有しつつ、コミュニティ主導で進める独自キャンペーン》ということです。

 今年の世界エイズデー国内啓発キャンペーンのテーマは《恋愛の数だけHIVを語ろう》です。一方、コミュニティアクション2013は昨年と同じ《つながるリアル〜“AIDS” GOES ON…》をテーマとして採用しています。

 参考までに付け加えておくと、昨年の国内啓発キャンペーンのテーマは《“AIDS” GOES ON…エイズは続いている》でした。《去年と今年、「続いている」という認識と「語る」という行動、「つながる」はまさしくその両者をつなぐキーワードというべきでしょう》 との判断から、コミュニティアクション実行委員会では、あえて2年連続で同一テーマを選択したそうです。

 11月に入ると、東京都をはじめ、全国各自治体の世界エイズデー関連キャンペーンも続々とスタートします。そうした動きが文字通り、うまくつながっていくことを期待したいですね。


2 最終日の11月22日午後に市民公開講座、第27回日本エイズ学会

 11月20日から3日間、熊本市で開かれる第27回日本エイズ学会学術集会・総会のプログラムが固まりました。一覧表が公式サイトに掲載されています。
 http://secretariat.ne.jp/aids27/

 今年のテーマは《HIV/AIDSなき世代をめざして》です。学会は専門家が集まる場ではありますが、一般に公開されるプログラムもいくつかあります。

 11月21日(木)午後5時〜7時
 公開シンポジウム1「エイズと悪性腫瘍」(公益財団法人エイズ予防財団主催)

 11月22日(金)午後1時10分〜2時40分
 公開シンポジウム2「治療と社会的偏見の解消」

 11月22日(金)午後2時50分〜4時20分
  市民公開講座「HIV/AIDSなき世代をめざして」

 公開講座では、今学会の会長である熊本大学の満屋裕明教授、国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センターの岡慎一センター長、特定非営利活動法人ぷれいす東京の池上千寿子理事が講演を行います。基礎、臨床、社会各分野の代表的論客の競演ですね。


3 シャリーズ・セロンさんも「今でしょ」

 ハリウッド女優のシャリーズ・セロンさんやロックスターのボノさんら著名人が世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)への支援を呼びかけるショートフィルム『Be The Generation  私たちの世代で三大感染症を克服する』の日本語字幕版ができました。世界基金支援日本委員会のサイトで見ることができます。

 世界基金の第4次増資会議が12月初旬に米国の首都ワシントンで開かれます。2014年から16年までの世界基金の活動に必要な資金の拠出を各国が約束する会議ですね。日本は2000年の九州沖縄サミットで、エイズなど地球規模の感染症の流行と闘うには、途上国がしっかりと対策に取り組めるよう、新たな追加的資金が必要であることを各国首脳に訴え、そのときには自らも巨額の資金拠出を表明しました。

 2002年の世界基金発足に向けた最初のコンセプトが提案され、世界の感染症対策を大きく動かす契機になったのは、実はこの時だった。後にそうした評価が定着し、日本は世界基金の生みの親であるといったことが最近でもよく話題になります。その「生みの親」としての役割を第4次増資会議でもしっかりと果たしてほしいという意図もあって、ショートフィルムの日本語字幕版が作られたようです。

 あれこれ言うよりフィルムを直接、見てもらった方が良さそうですね。こちらからどうぞ。
 http://www.youtube.com/watch?v=NK-WHKkSuqw&feature=youtu.be

 3分10秒という文字通り短いフィルムですが、世界の著名人が次々に登場します。その最後の方で、シャリーズ・セロンさんが再登場して「その瞬間は来週でも5年後でもなく、"今"なんです」と力説しているのが印象的でした。文脈から見て「今でしょ」と訳してもおかしくはないようにも思えますが、さすがに訳者は遠慮してしまったようですね。


4. UNAIDSが世界の最新推計を報告

 世界のHIV陽性者数などの最新推計も含めた国連合同エイズ計画(UNAIDS)の報告書『2013 Report on the Global AIDS epidemic』が9月24日、公表されました。2012年末現在の推計は以下のようになっています。

 HIV陽性者数      3530万人(3220万〜3880万人)
 年間新規HIV感染者数   230万人(190万〜270万人)
 年間エイズ関連死者数    160万人(140万〜190万人)

 UNAIDSはこれまで、12月1日の世界エイズデー直前に最新推計を発表することが多かったのですが、今年は少し前倒しされています。国連のミレニアム開発目標(MDGs)のゴール(2015年末)まで1年余りとなり、国連総会でもポストMDGsの新たな目標をどうするかという議論が佳境に入るところから、総会のスタートにあわせたようです。

 報告書のプレスリリースで、UNAIDSは最近の治療の普及の成果について次のように説明しています。

 《大人と子供を合計した2012年の年間の新規HIV感染は推定230万件で、2001年当時より33%の減少となっている。2012年の子供の新規感染は26万件で2001年と比べると52%の減。抗レトロウイルス治療へのアクセスが拡大したことから、エイズ関連の死者もピークだった2005年より30%減っている》

 抗レトロウイルス治療を受けている低・中所得国のHIV陽性者の数は2012年末に970万人に達し、前年末より20%近く増加しています。しかし、世界保健機関(WHO)が今年6月、新たな治療の手引きを発表し、早期治療の重要性を一段と重視するようになったことで、いま緊急に治療を必要とするHIV陽性者の数は、これまでの1500万人から2600万人へと増えています。

 生命を救うための抗レトロウイルス治療を必要とする人すべてにその治療を提供できるようにし、世界がエイズの流行を克服するためには、現在の成果に安住することなく、治療の普及やエイズを取り巻く偏見・差別の解消に一段と力を入れていくことが必要です。報告書はこの点もあわせて指摘しています。

 UNAIDSのプレスレリースとファクトシートの日本語仮訳は、API-Net(エイズ予防情報ネット)のサイトで見ることができます。
 http://api-net.jfap.or.jp/status/world.html#unaids2013report

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