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zoom RSS TOP-HAT News 第56号(2013年4月)

<<   作成日時 : 2013/04/30 18:26   >>

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        第56号(2013年4月)
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TOP-HAT Newsは特定非営利活動法人エイズ&ソサエティ研究会議が東京都の委託を受けて発行するHIV/エイズ啓発メールマガジンです。企業、教育機関(大学、専門学校の事務局部門)をはじめ、HIV/エイズ対策や保健分野の社会貢献事業に関心をお持ちの方にエイズに関する情報を幅広く提供することを目指しています。
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エイズ&ソサエティ研究会議 TOP-HAT News編集部


◆◇◆ 目次 ◇◆◇◆

1 はじめに 日本発のエイズワクチン候補 臨床試験開始

2 感染研で次世代型感染症ワクチンをテーマに公開シンポ

3 イベント「HIVとカミングアウト」&映画“Hope of Love”上映会 

4 『世界のエイズ流行2012年版』の日本語訳を掲載 API-Net

◇◆◇◆◇◆

1 はじめに 日本発のエイズワクチン候補 臨床試験開始
 国際エイズワクチン構想(IAVI)と茨城県つくば市に本社を置く医学分野のベンチャー企業・ディナベック社が4月1日、日本で開発されたエイズワクチン候補の第1相臨床試験について発表を行いました。英国、および東部アフリカ地域で臨床試験が始まっているということです。

 ワクチンの臨床試験は重大な副作用がないかどうかなど安全性の確認を行い、さらにワクチン接種の効果がどのくらいあるのかを調べていかなければなりません。動物実験などを重ね、そのレベルでは安全性も効果も期待できるぞということで、いよいよ実際に人を対象にして安全性や効果を調べていく段階に入ったわけですね。ここまでこぎ着けるのには研究陣の皆さんの大変な情熱と努力があったことは想像に難くありません。ただし、ワクチン開発の長い道のりを考えれば、それでもまだ臨床試験のスタートラインです。

第1相は主にワクチン候補の安全性を確認する比較的、小規模な臨床試験ですね。動物実験レベルで有望とみなされるに至ったワクチン候補が実際にワクチンとして使用可能になり、世界中、とりわけエイズの流行が深刻なアフリカ地域で、HIVの感染予防に大きな力を発揮することになるのかどうか。それは分かりません。

かりに実用化されるレベルに達するとしても、そうなるまでにはなお、長い時間が必要です。安全性を確かめ、そのワクチン候補が人の身体の中でもHIVに対する免疫を誘導することを確認し、しかも、その結果として広く感染を防止する効果があることを大規模試験できちんと確かめる必要があります。

今回のワクチン候補の開発は、センダイウイルスベクターを使った新しい技術を駆使し、ディナベック社と国立感染症研究所、東京大学医科学研究所が共同研究を進めてきたそうです。第1相試験は、英国、および東部アフリカ地域ですが、一定の段階がきたら日本での治験への参加といった機会も出てくるかもしれません。日本発の研究が実を結び、HIV感染の高いリスクにさらされた人たちの多くが救われる日が来ることを期待しつつ、応援できることがあれば応援していきたいですね。

 東京大学医科学研究所のサイトも今回の発表を紹介しており、IAVIとダイナベック社のプレスレリース《日本技術による新しいエイズワクチン候補の臨床試験がアフリカで開始》(和文)を読むことができます。
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/info/post_7.php

 また、今回の研究で重要な役割を果たしているセンダイウイルスベクターについてはディナベック社のサイトに図入りの解説が載っています。
 http://www.dnavec.co.jp/jp/technology/technology1.html


2 感染研で次世代型感染症ワクチンをテーマに公開シンポ
 国立感染症研究所は5月21日(火)午後、東京都新宿区戸山の同研究所戸山庁舎で、第23回感染研シンポジウムを開きます。今年のテーマは『次世代型感染症ワクチンの戦略構想と展開 ―開発とレギュレーション―』。感染研の公式サイトでプログラムをみることができます。
http://www.nih.go.jp/niid/ja/open-campus/2129-niidsymposium/3470-niidsymposium2013.html

 第一部 アジュバント
 第二部 ワクチン品質のレギュレーション
 第三部 次世代ワクチン開発と基礎研究

 上記三部構成で、第三部では《はじめに》で紹介したエイズワクチン候補の研究に取り組む感染研の俣野哲朗エイズ研究センター長が「最近の動向」についてお話をされます。プログラムはエイズに限定されたものではなく、広くワクチン開発全体が視野におさめられていますが、様々な立場からエイズ対策に携わる人たちにとっても、多角的なアプローチを学ぶ貴重な機会が得られそうですね。《事前予約不要、参加費無料》ということです。



3 イベント「HIVとカミングアウト」&映画“Hope of Love”上映会
 ゴールデンウィーク最終日の5月6日(月・祝)午後、東京都新宿区市谷船河原町11、家の光会館7階コンベンションホール(JR飯田橋駅西口徒歩5分)で、“HIVとカミングアウト”をテーマにしたイベントが開かれます。特定非営利活動法人ぷれいす東京、ジャンププラスが主催し《HIV陽性であることを打ち明けた人、そして打ち明けられた人たちの様々な経験を通して、HIVのリアリティについて考えてみませんか?》という趣旨のイベントです。
 http://www.janpplus.jp/project/domestic_network/

 参加費無料、事前申込みは不要。だれでも参加できますが、《会場での撮影および録音はご遠慮ください》ということです。



4 『世界のエイズ流行2012年版』の日本語訳を掲載 API-Net
 国連合同エイズ計画(UNAIDS)が昨年の世界エイズデー(12月1日)に向けてまとめた報告書『世界のエイズ流行2012年版』は、現時点で最も新しい推計をもとに世界のHIV/エイズ対策の動向や課題などを報告しています。公益財団法人エイズ予防財団がその報告書の日本語版を作成しました。エイズ予防情報ネット(API-Net)でpdf版をダウンロードできます。
 http://api-net.jfap.or.jp/status/world.html#UNAIDSreport2012japan

《本レポートでは、2011年末現在、世界のHIV陽性者数は3400万人(2001年:2940万人)、新規HIV感染者数は年間250万人(2001年より20%減)、エイズによる死亡者数は年間170万人(2005年より24%減)と報告しています。また、2011年の「国連HIV/エイズに関する政治宣言」に基づいて設定された2015年までに達成する10の目標を軸に、最新情報と実践例を紹介しています。どうぞご活用ください》(API-Netより)
 

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