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zoom RSS 『予防の選択肢を増やした新たなガイドラインを歓迎』 UNAIDS

<<   作成日時 : 2012/04/22 14:01   >>

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(解説)世界保健機関(WHO)の『カップルに向けた検査とカウンセリングの手引き』(CHTC)について、国連合同エイズ計画(UNAIDS)が、予防の選択肢を増やすものだとして歓迎のプレスステートメントを発表しました。その日本語仮訳です。大筋で歓迎の意を表しつつ、《HIV検査とカウンセリングが常に個人の情報を守り、治療の開始は自発的意思に基づくものであり、義務づけられたり、強制的であったりしてはならない》などとして、検査行け行けムードには少し歯止めをかけようとする部分も感じられます。


一方がHIVの感染し、他方は感染していないカップルに対する予防の選択肢を増やした新たなガイドラインを歓迎 UNAIDS
 serodiscordantカップルに対するHIV検査とカウンセリングについての新たなガイドラインが発表される
http://www.unaids.org/en/resources/presscentre/pressreleaseandstatementarchive/2012/april/20120419pscouplestesting/

【ジュネーブ 2012年4月19日】 HIV感染の有無を調べる検査をカップルが一緒に受けにいくことを勧める新たなガイドラインが発表された。世界保健機関(WHO)が発表したガイドラインはまた、serodiscordantなカップル(一人がHIVに感染し、他方は感染していないカップル)には、相手に感染するのを予防するためHIVに感染した人に抗レトロウイルス治療を提案することも推奨している。

国連合同エイズ計画(UNAIDS)は新しいガイドラインを大いに歓迎し、すべての国に対し、国連の2011エイズに関する政治宣言の目標を達成するためにガイドラインの実行を呼びかけている。

「カップルたちはいまや、自らの健康状態を改善し、愛する人を守るために抗レトロウイルス治療の成果を受け取ることができる」とUNAIDSのミシェル・シデベ事務局長は述べた。「カップルたちが一緒に検査を受けるよう勧めることで、我々はHIVの予防と治療の包括的な選択肢を提供し、それぞれのカップルが話し合い、対応していけるようにすることができる」

抗レトロウイルス治療によってHIV陽性者からそのパートナーへのHIV感染のリスクを低減することができるという新たなエビデンスがいまや示されている。HIVに感染していない人と関係を持つHIV陽性者に対しては、自らの健康のために抗レトロウイルス治療を受けることを本人が求めていないとしても、治療を受けるよう提案すべきだとWHOは勧告している。またガイダンスはカップルがコンドームを使用したセーファーセックスを常に行っていれば、ずっとHIVセロディスコ−ダント(感染状態が不一致)なままでいることは可能であるとも述べている。

「この新たなガイドラインが普及すれば、何百万もの男女にとって、HIVの新規感染をなくすための選択肢がひとつ追加されることになる。それを大いに期待している」とシデベ氏はいう。「この新たな進歩は、カップルの間でHIV予防を話し合い、希望を持つことができるようになる新たな時代の始まりである」

新ガイドラインによると「一緒に検査を受け、互いにHIV感染の有無を明らかにしているカップルは、一人で検査を受けているカップルよりもパートナーを守る行動をとる傾向が強い。一緒に検査を受け、結果を共有することのもうひとつの潜在的利益は、いずれかまたは両方のHIV感染が分かった場合、治療を開始し、継続するために助け合い、HIVの子供への感染を防げることだ」という。

UNAIDSは、HIV検査とカウンセリングが常に個人の情報を守り、治療の開始は自発的意思に基づくものであり、義務づけられたり、強制的であったりしてはならないと勧告している。カップルには、男性用、女性用コンドームの使用や割礼手術を含めHIV予防のすべてのオプションが可能な限り保証されなければならない。また、結核検診、効果的な避妊や妊娠相談へのアクセスを含む家族計画などセロディスコ−ダントなカップルへのリプロダクティブヘルス・サービスといった保健医療サービスへのアクセスが提供されていなければならない。

UNAIDS の推計によると、抗レトロウイルス治療の対象となるHIV陽性者は世界で約1400万人と見られている。2011年時点でこの生命を救う治療を実際に受けることができる人は、そのうちの660万人にとどまっている。資金が限られ、適切に確保できていな状況の中で、抗レトロウイルス治療の提供に際しては自らの健康のために治療を受ける人が常に優先されるべきであるとガイドラインは勧告している。





UNAIDS welcomes new guidelines which give an additional HIV prevention option to discordant couples
New guidelines released for couples HIV testing and counselling and for treatment and prevention in serodiscordant couples

GENEVA, 19 April 2012—New guidelines have been issued encouraging couples to go together for HIV testing in order to know their HIV status. The guidelines, released by the World Health Organization (WHO), also recommend that in couples who are serodiscordant—where one partner is living with HIV and the other not—antiretroviral therapy is offered to the person living with HIV to prevent his or her partner from becoming infected with the virus.

The Joint United Nations Programme on HIV/AIDS (UNAIDS) strongly welcomes the new guidelines and calls on all countries to implement them to reach the targets set in the United Nations 2011 Political Declaration on AIDS.

“Couples can now reap the benefits of antiretroviral therapy, to improve their own health, and to protect their loved ones,” said UNAIDS Executive Director Michel Sidibé. “By encouraging couples to test together, we can provide comprehensive options for HIV prevention and treatment—that they can discuss and manage jointly.”

New evidence now shows that antiretroviral therapy reduces the risk of HIV transmission from a person living with HIV to their sexual partners. WHO recommends that antiretroviral therapy be offered to HIV-positive individuals in discordant relationships even when they do not require it for their own health. The guidance also states that it is possible for couples to stay HIV serodiscordant indefinitely if they consistently practice safer sex using condoms.

“I am excited that with the roll out of these new guidelines, millions of men and women have one additional option to stop new HIV infections,” said Mr Sidibé. “This development begins a new era of HIV prevention dialogue and hope among couples.”

According the new guidelines, “couples who test together and mutually disclose their HIV status are more likely than those testing alone to adopt behaviour to protect their partner. Another potential benefit of couples testing together and sharing their results is that they can support each other, if one or both partners are HIV-positive, to access and adhere to treatment and prevent transmission of HIV to children”.

UNAIDS recommends that HIV testing and counselling should always be confidential and initiation of treatment must always be voluntary and never mandatory or coercive. Couples should have access to the full range of HIV prevention options available including the use of male and female condoms and medical male circumcision. They should also be provided with access to health services such as tuberculosis screening and reproductive health services including family planning with access to effective contraceptives and conception counselling for sero-discordant couples.

According to UNAIDS estimates, around 14 million people are eligible for antiretroviral treatment. At the end of 2011, only 6.6 million people were receiving the life-saving medicines. The guidelines recommend that in situations of limited or inadequate resources, people who require antiretroviral therapy for their own health should always be given priority.

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