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zoom RSS UNAIDS事務局長がエイズと世界基金への日本の貢献を賞賛

<<   作成日時 : 2010/09/04 13:01   >>

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(解説) 国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シデベ事務局長が日本を訪問し、9月2、3日の2日間、精力的に東京で会合などの日程をこなしていきました。冬のオーストラリアから酷暑の日本へと強行日程の訪問ですが、タフですねえ。UNAIDSの公式サイトに訪問の概要報告があります。3日の写真展「命をつなぐ」のプレビューとオープニング(一般公開は5日から)の講演会が東京・有楽町のマリオンで行われ、そこに菅直人首相も出席したため、このあたりがハイライトとして扱われています。菅首相としては代表選のさなかですが、9月20〜22日にニューヨークで開かれる国連のMDGs(ミレニアム開発目標)サミットに言及して、エイズを中心にした感染症対策における日本の貢献をアピールしました。民主党の代表選挙は9月14日に投開票。ここで代表に再選され、首相続投となれば、頑張りますのでよろしく・・・という構図ですね。国際課題の政局利用ではありますが、この1年、エイズ対策にはまったく関心を示さなかった印象が強い政権の指導者がまがりなりにもエイズ対策に政治のリーダーシップを発揮する意欲を示した点は注目かつ歓迎したいところです。これもUNAIDSのミシェル・シデベ事務局長、世界エイズ・結核・マラリア基金のミシェル・カザツキン事務局長の2人のミシェル効果でしょうか。講演会で開会の挨拶をされた日本国際交流センター理事長(世界基金支援日本委員会ディレクター)、山本正氏の力に負うところが大きいのかもしれません。以下はUNAIDSの報告の日本語仮訳です。最後に2日夜のコミュニティセンターakta訪問の様子も報告されています。このあたりも大いに歓迎かつ評価したい動きですね。もう少しアピールしていただいても良かったのではないかと思います。



UNAIDSの事務局長がエイズと世界基金への日本の貢献を賞賛
 http://www.unaids.org/en/KnowledgeCentre/Resources/FeatureStories/archive/2010/20100903_FS_EXD_Japan.asp

 エイズ対策に対する積極的貢献を明らかにした日本の菅直人首相に対し、国連合同エイズ計画(UNAIDS)のミシェル・シデベ事務局長は歓迎の意を表した。日本は2002年以降、低・中所得国のHIV/エイズ対策に対し、10億ドル以上の資金拠出を行ってきた。世界エイズ・結核・マラリア基金(世界基金)の創設に向けて最初の構想が示されたのは2000年の九州沖縄サミットであり、日本は以来、世界基金の主要資金拠出国となっている。


 東京で行われた写真展「命をつなぐ」のオープニング講演会で、菅首相は、近く開催される国連のミレニアム開発目標サミット(MDGs)で日本政府が地球規模のエイズ対策に積極的な支援を約束することを強調した。

 「感染症は人間の安全保障に対する脅威となっているが、治療の進歩はHIV陽性者がふつうの生活を送ることを可能にしています」と菅首相は述べた。「MDGサミットでは、世界基金への支援を通じ、地球規模のエイズ対策への支援を表明できるよう私は最善を尽くします」

 「エイズ対策分野で世界のお手本になるような日本の関与によって、世界で何百万もの人の命が救われています」とシデベ事務局長は語った。「日本が人間の安全保障と人命の価値に高い関心を示してきたおかげで、G8諸国はHIV/エイズ対策と国際保健に対し、高い政策課題として取り組み続けてくることができました」

 写真展は世界基金とマグナムフォトが共同で主催している。ニューヨークでの世界基金増資会議を数週間後に控えた今回の写真展のオープニングには、世界基金のミシェル・カザツキン事務局長も出席した。

 「世界基金に対する4番目に大きな資金拠出国として、日本は基金を強力に支え続けてくれています」とカザツキン事務局長は述べた。「日本の人々の支援により、途上国では500万人を超える人たちがエイズ治療を受けることができるようになりました」

 シデベ氏はUNAIDS事務局長としての日本初訪問日程の最終日に首相と会見した。今回の公式訪問でシデベ事務局長は、政府、公衆衛生分野の専門家、市民社会組織、民間企業などの主要な日本のパートナーと話し合いを行っている。厚生労働省の長浜博行副大臣、および外務省幹部との会合では、HIV/エイズ対策が国際的に高い政策課題として維持されるよう、日本が世界に対し、影響力を行使してほしいと求めた。経済界の指導者との会合では、どのようにすれば日本の企業がエイズ対策への日本の貢献をさらに大きくしていくことができるのかということを話し合った。シデベ事務局長はまた、国際協力機構(JICA)の小寺清理事との会合では、JICAとUNAIDSの協力強化の可能性について話し合った。また、若者に対する初のHIVと性教育の国際ガイドライン作成に大きく貢献した松浦晃一郎ユネスコ前事務局長とも会合を持った。

 シデベ事務局長は、UNAIDSの「エイズにレッドカードを」キャンペーンと母子感染予防対策に協力している日本サッカー協会を表敬訪問した。サッカー協会の小倉純二会長はサッカーを通してHIVに対する社会の理解を高めたいと表明した。

 今回の訪日では、同じく日本を公式訪問していたスペインのホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相ともたまたま会った。サパテロ首相はスペインが今後も地球規模のエイズ対策を強力に支援していくと述べた。


 東京大学医科学研究所における講演会では、シデベ事務局長は東京に対し、UNAIDSが掲げる2015年までにHIVの新規感染をゼロにするという野心的目標を達成するG8で最初の首都になってほしいと呼びかけた。日本はHIV陽性率が現在でも0.01-0.02%と極めて低い。

 シデベ事務局長は、東京の繁華街として有名な新宿の中心部にあるMSM(男性とセックスをする男性)コミュニティセンターaktaも訪問した。この地区は世界でも最もゲイバーが集中した夜の繁華街の一つである。コミュニティセンターは日本の非営利組織Rainbow-Ringが運営し、安全なセックス、ピアカウンセリング、HIV検査などの情報を提供している。日本のHIV陽性率は低いとはいえ、MSMの新規感染は増加を続けている。




UNAIDS Executive Director commends Japan’s commitment to AIDS and the Global Fund


UNAIDS Executive Director Michel Sidibé congratulated the Japanese Prime Minister Naoto Kan on his country’s generosity to the AIDS response. Japan has invested more than US$ 1 billion in HIV assistance to low-and middle-income countries since 2002. Japan is a leading donor of the Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria, which was first conceived at the 2000 G8 summit in Okinawa.

In his address at the opening of the “Access to Life” photo exhibition in Tokyo, Prime Minister Kan emphasized the commitment of the Government of Japan to support the global AIDS response at the upcoming Summit for the Millennium Development Goals.

“Infectious diseases are a threat to human security, but progress in treatment has enabled people living with HIV to lead normal lives,” said Prime Minister Kan. “At the MDG Summit, I will do my best to present strong support for the global AIDS response through our support for the Global Fund.”

“Japan’s exemplary commitment to the AIDS response is saving millions of lives around the world,” said Mr Sidibé. “The country’s attention to human security and the value of human life enabled the G8 to keep HIV and global health high on the global agenda.”

The photo exhibition was jointly produced by the Global Fund and Magnum Photos. The Fund’s Executive Director Michel Kazatchkine also attended the launch, which comes just weeks before a crucial replenishment meeting in New York.

“As our fourth largest donor, Japan has been such a strong supporter of the Global Fund” said Mr Kazatchkine. “With the support of the people of Japan, more than five million people now access AIDS treatment in developing countries.”

The meeting with the Prime Minister came on the last day of Mr Sidibé’s first official visit to Japan which included discussions with key Japanese partners in government, public health, civil society and the private sector. In meetings with the Vice Minister of Health, Labour and Welfare, Hiroyuki Nagahama, and senior officials from the Ministry of Foreign Affairs, he encouraged Japan to use its global influence to keep HIV high on the international agenda. A discussion with business leaders focused on how the Japanese private sector has enhanced Japan’s contribution to the AIDS response. Mr Sidibé’s also met with Kiyoshi Kodera, the Vice-President of JICA to discuss opportunities to strengthen ties between JICA and UNAIDS. He held another meeting with Koichiro Matsuura, the former Director General of UNESCO, whose leadership was instrumental in supporting the first international guidelines for HIV sexuality education among young people.

Mr Sidibé paid a courtesy visit to Japan Football Association, that endorsed UNAIDS’ campaign, “Give AIDS the red card” and prevent mother to child HIV transmission. The President of the Japan Football Association, Junji Ogura expressed Japan’s interest in using football to raise public awareness on HIV.

The trip included an impromptu meeting with the Spanish Prime Minister José Luis Rodriguez Zapatero, who was in Japan on an official state visit. Prime Minister Zapatero said his country will continue to be very supportive of the global AIDS response.

In a public address at Tokyo University, Mr Sidibé urged Tokyo to become the first G8 capital to reach UNAIDS’ bold target of zero new HIV infections by 2015. Japan has a low national HIV prevalence rate of 0.01-0.02%.

Mr Sidibé paid a site visit to the MSM Community Center AKTA which is located in the heart of Tokyo’s famous Shinjuku district. This night district houses one of the world’s highest concentration of gay bars. The community centre run by the Japanese non-profit Rainbow Ring provides information on safe sex, peer counseling and HIV testing. While Japan’s HIV prevalence remains low, new HIV cases among MSM have been increasing.

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