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zoom RSS HIV/AIDS最新情報 2009年版について(NGOによる要点の整理)

<<   作成日時 : 2009/11/29 18:52   >>

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(解説) エイズ対策に取り組むエイズ&ソサエティ研究会議、JaNP+、アフリカ日本協議会など日本国内のエイズNGOグループは、国連合同エイズ計画(UNAIDS)と世界保健機関(WHO)が11月24日に最新報告書を発表したのを受け、翌25日、厚生労働省で記者会見を行いました。その記者会見の際に配付されたエイズNGOによるプレスレリースです。


プレスレリース 2009年11月25日

HIV/AIDS最新情報 2009年版について(NGOによる要点の整理)

[現状] 「2008年、HIV陽性者数は世界のすべての地域で増加を続け、推計3,340万人[3,110−3,580万人]に達した。人数では2000年よりも20%増、陽性率では1990年の3倍となった」
 陽性者数の増加は、一つには新規感染者が減少しているとはいえ依然として年間270万人にのぼること、いまひとつには途上国におけるARV治療の普及により死亡が200万人に下がったこと、この二つによると見られる。
 陽性率の増大が認められるのは東欧と中央アジア、そしてオセアニアである。先進国のMSM(男性とセックスする男性)の間では、新規感染が再び増え始めていることが懸念される。

[傾向] 新規感染者は1996年の350万人をピークに微減し始め、12年後となる2008年には30%減少した。死亡者は、感染から発症までのタイムラグにより、2004年の220万人がピークで、2008年までの4年間で10%減少した。(新規感染者数と死亡者数とが減少に転じたことは、前回2007年末の「最新情報」で初めて示されたが、その傾向が改めて確認された。)

[課題] エイズは重大な地球規模の保健課題であり、世界の連帯による取り組みが求められる。新規感染と死亡は減少を始めたとはいえ、陽性者数は増加し続けており、当面、エイズが主要な死因の一つであり、早すぎる死をもたらすものであることに変わりはない。

[流行の多様性] 国によって、また国の中でも、タイプは異なる。さらに変化をする。したがってこれに応じた適切な対策が求められる。東欧・中央アジアでは注射薬物使用者間から性行為感染へ移行しつつあり、アジアでも変化している(個別施策層間からそのパートナーである女性への広がりを見せている)。

[予防・母子感染予防] 予防対策が成功しているエビデンスが認められる。また15才以下の新規感染43万人のほとんどが母子感染だが、2001年より18%減少した。これは予防策のカバー率が2004年の10%から2008年の45%に拡大したことによる。なにもしなければ30-35%の感染率を、ARVとコトリモクサゾールの投与などにより、1-2%に下げることができる。

[治療] 必要な人でアクセスできる人は、2003年の7%から2008年には42%、400万人に拡大した。ボツワナでは必要な人の80%に治療が提供され、死亡者数は2003年の15,500から2007年には7,400に半減し、エイズ孤児は40%減少したと推計されている。(米国では、ARV治療の普及により1996年から2年で死亡者数を6分の1に減らしたが、途上国で普及が始められたのは、2002年の世界基金設立、2003年のUNAIDS/WHOキャンペーン以降である。)

[鍵となる人口集団](=個別施策層:セックスワーカー、薬物使用者、MSM、移住労働者など) 感染が一般人口に広がっているアフリカでも、個別施策層と流行との関係を明らかにする研究が進められている。流行のどのタイプにあっても、個別施策層対策が鍵となる。成功した予防策のエビデンスが、いくつかの国で実施された全国家計調査によっても示されている。しかし、対策に充てられる資金は余りに少ない。
オリジナル英語版は、UNAIDSのHPに掲載されています。  http://www.unaids.org/en/


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