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zoom RSS 域内の流行を検証するための独立のアジア太平洋エイズ委員会が発足

<<   作成日時 : 2006/09/02 22:38   >>

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(解説)トロントの第16回国際エイズ会議開会中に発表されたUNAIDSのプレスレリースです。アジア太平洋地域のHIV/エイズの現状をより正確に把握し、現実に即した有効な対策を組み立てていくための委員会ということで、仕掛け人は神戸会議でも活躍していたUNAIDSアジア太平洋地域サポートチームのプラサダ・ラオ氏のようですね。日本からは国際交流センターの山本正理事長が委員に入っています。世界基金支援日本委員会の事務局長でもあり、日本のHIV/エイズ対策でもこれから大いに存在感を発揮していただきたい方です。委員会の性格がもう少し詳しく分かればいいのですが、どなたかお教えいただける方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。
原文は http://data.unaids.org/pub/PressRelease/2006/20060814_PR_AsiaPac_en.pdf




域内の流行を検証するための独立のアジア太平洋エイズ委員会が発足

【トロント 2006年8月14日】アジア太平洋地域の経済、社会、個人、家族に及ぼすエイズの影響をより正確に分析するために設立された独立委員会は本日、トロントの第16回国際エイズ会議会場で、果たすべき課題を明らかにした。アジア太平洋エイズ委員会は今年7月、インドのニューデリーで発足し、エイズ分野に関わるアジア太平洋地域の主導的な開発経済学者、政治家、公衆衛生の専門家、市民社会代表ら10人が委員となっている。この委員会のゴールは、域内各国の指導者および政府に対し、緊急にエイズの流行に対応することを促すためのきちんとしたエビデンスに基づく政策提言を行なうことである。
 2005年末時点で、アジア太平洋地域には830万人のHIV陽性者が暮らしており、さらに感染は急速に拡大している。この5年余りの間にアジア太平洋地域のエイズ対策資金は3倍以上に増えたものの、それでも予防と治療のサービスのカバー率は5−20%と惨憺たる低さにとどまっている。こうした驚くべき数字にもかかわらず、域内ではエイズ対策に対する政治的な意思は弱いところが多い。
 UNAIDSのアジア太平洋地域サポートチームのディレクター、JVR Prasda Rao 氏は「アジア太平洋地域のエイズの流行は新しいやり方で見直す必要がある」と語り、UNAIDSが世界的に有名な経済学者でインド首相の主席経済顧問であるChakravarthi Rangarajan博士に独立委員会の設立と議長就任を要請したことを明らかにした。
 「委員会には、はっきりものを言ってもらいたいし、アジア太平洋地域のエイズの流行に対してインパクトを与えるために各国政府や国連機関、市民社会、資金拠出者は何をすべきかを提言してほしい」とラオ氏は言う。
 これまでのところ、エイズがもたらした影響に関する分析は非常に貧弱なものであり、多くの国で利用できるデータも限られている。たとえば、HIV陽性者や感染の最も大きなリスクにさらされている人たちが受ける偏見や差別の本当の影響が詳細に分析されたことはいまだかつてない。
 18カ月にわたって委員会は既存のデータを集約し、戦略的研究を遂行し、アジア太平洋地域のエイズの流行とその中長期的な社会経済的影響を分析する。委員は、南アジア、東南アジア、太平洋のいずれかの地域を担当し、各地域において、研究者、各国政府担当者、市民社会代表、多国間機関、各分野の専門家との協議を行う予定である。
 インドのニューデリーで7月に開催された委員会の発足式で「アジア太平洋地域のエイズ対策を大きく前進させるために、委員会は予防、治療とケア、影響緩和に関して具体的な政策の選択肢を示す必要がある」とRangarajan博士は語った。委員会は2007年末までに提言を含む報告書をまとめ、広く公表する予定になっている。

アジア太平洋エイズ委員会のメンバー
1. Dr Chakravarthy Rangarajan  委員長、インド首相主席経済顧問
2. Hon. Nerissa Corazon Soon-Ruiz 委員、フィリピン・セブ島第6地区、議会代表
3. Rajat Kumar Gupta 委員、シニア・パートナー Worldwide、McKinsey & Company
4. Tim Brown 委員、疫学研究者、ハワイ東西センターのシニア・リサーチ・フェロー
5. Maire Bopp Dupont 委員、ジャーナリスト、太平洋諸島エイズ財団(PIAF)のCEO
6. 山本正 委員、日本国際交流センター(JCIE)理事長
7. Dr Wu Zunyou 委員、中国ナショナル・エイズ・センターのディレクター
8. Dr Chalongphob Sussangkarn 委員、タイ開発研究所理事長
9. Dr Mahmuda Islam 委員、バングラデシュのダッカ大学社会学教授
10. JVR Prasada Rao 委員、事務局長、UNAIDSアジア太平洋地域サポートチーム(バンコク)ディレクター

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